「中道」立候補者の“生還率”はわずか20%…パンデミック級の大惨敗に元民主党事務局長も「有権者に“選挙互助会”と見抜かれた」「生活者ファーストというスローガンも意味不明」

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有権者が見抜いた本質

「選挙は開票されるまで分からないものです。そのため私は選挙の予想は行わないことにしています。もちろん中道が苦戦するとは思っていました。ただ、公示前の167議席から減らすにしても『100議席台を持ちこたえるか、割り込んで90議席台になるか』に注目していたのです。それが蓋を開けてみると49議席です。改めて選挙の怖さを実感し、『有権者はこうやって“断”を下すのか』と再認識させられました」(同・伊藤氏)

 伊藤氏は「中道、特に立民からの合流組にとって最大の敗因は、有権者に『結局、中道って“選挙互助会”だよな』と見抜かれてしまったことでしょう」と指摘する。

「本来、中道は『高市さんを批判するだけの野党』ではなく、政権交代を目指して衆院選を戦う責務があったはずです。ならば選挙戦では有権者に『私たちは高市自民党とは異なる国家ビジョンを持っています。経済政策や安全保障の政策はこういう内容で、衆院選に勝てば国会でこういうことを行います』と具体的に訴えるべきでした。ところが目玉の公約は『恒久的な消費税減税』くらいしかなく、掲げた看板も『生活者ファースト』という抽象的で意味不明のスローガンだけでした。これでは有権者の期待や支持を集めることは難しいでしょう」

 第2回【立民系は「187人落選」も、公明系は「4議席増」…中道をめぐる“天国と地獄”に元民主党事務局長は「有権者に見限られたのは立民」「同情すべき点が見当たらない」】では、2024年の総選挙では一定の支持を得た立民が、今回の選挙ではなぜ有権者に見棄てられたのか、公明系の議員は中道で数を増やしていた事実など、立民に吹く“逆風”の意味ついて詳しくお伝えする──。

デイリー新潮編集部

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