ド軍が「佐々木麟太郎」に白羽の矢? 大型補強で26年ドラフトに“ペナルティ”を負う「帝国」の本心とは
ドラフト上位指名権を喪失しても…
「ドジャースはタッカー獲得の前に、クローザーのエドウィン・ディアス(31)との契約に成功しています。ディアスは旧在籍チームのメッツから、同じくタッカーもカブスからQO(クオリファイング・オファー)を提示されています。そのため、ドジャースはディアスを獲得した時点で、26年7月の米ドラフトの上位指名権を一つ喪失しており、タッカーも獲得すれば、また一つ、上位指名権を失うことになります。そうなったとしても大丈夫なのかどうか、考えていたようです」(米国人ライター)
QOとはFA移籍で選手を喪失した球団への補償や、獲得した側へのペナルティに関連する制度だ。メジャーリーグでは複数年契約の最終年を迎えた選手に対し、シーズン中から残留交渉を始めるのが一般的だ。シーズン中に交渉が完全に決裂した場合はその選手をトレード放出して複数の若手選手と交換してしまう。だが、シーズン終了まで交渉が長引いた際は球団がいったん、「年俸上位125選手の平均」を提示する。
25年オフ、今永昇太がこのQOを受け入れたことで話題になったが、ほとんどの選手がそれを断わる。球団も残留交渉は継続できるが、他球団への流出を覚悟しており、移籍後の補償をアテにしてQOを出すケースが多いという。移籍後の補償、それは対象選手を獲得した球団のドラフト指名権を一つ譲渡させることだ。
「ドジャースはぜいたく税とも呼ばれる『Competitive Balance Tax(以下=CBT)』でも1位になっており、納めた額はさらにもうひと段階上に設けられた規定値ラインも超えています。課税のパーセンテージも増え、この点でもドラフト上位指名権を失っています」(前出・同)
こうした大型補強とそれによって膨らんだチーム総年俸によって、ドジャースは26年ドラフトの2位、3位、5位、6位の指名権を喪失した。「覚悟」を決めてタッカー獲得に臨んだわけだが、学生選手権で活躍した有望なアマチュア選手を獲得できなかったツケは近年中に返ってくるとみられるが、その一方で、予想外の声も。
「スタンフォード大学の佐々木麟太郎を指名する可能性も出てきました」(前出・同)
現地時間1月20日、大学野球も定期掲載している野球メディア「Baseball America」が今季の大学のプレシーズンマッチの見所や注目選手を紹介していた。残念ながら、佐々木はおろか、スタンフォード大学のことは触れていなかった。しかし、彼が大谷翔平(31)の後輩で、中学時代に大谷の父親から指導を受けた経緯は大谷フィーバーの一環で紹介済みだという。
[2/3ページ]


