23歳モデル、わずか9か月で銀行を退職したワケ 「30代で年収1000万」を捨てた本人を直撃
人事部と何度も話し合い
SNSの更新頻度や内容について、人事部と何度も話し合いをしました。具体的には、PR活動を行ってはいけない、別の企業を紹介してはいけない、企業の商品をタグ付けしてはいけない、などと言われました。
ただし、これらは社内のルールとして明確に定められたものではなく、人事からの「お願い」という形だったんです。「罰則もなく、制限することもできないけれど、これは単なるお願いです」という説明でした。
私にとってSNS活動は単なる趣味ではなく、自分のアイデンティティーであり、これまで頑張ってきたことでした。社内での評価も気になるし、周りからの見え方も気になるけれど、でも「SNSをやりたい」。そういう葛藤はありましたね。
すると、徐々に人事の方から「本当はこっち(モデル業やSNS活動)をやりたいんじゃないのですか」と言ってくれるようになったんです。
厳しい言葉もたくさんありましたが、最後には一番優しい言葉をもらいました。
「私たちもこれ以上あなたのことを制限したくないし、本当にやりたいことを私たちも止めたくはないんです。あなたの人生を本当に考えた時に、自分のやりたいことに向き合ってください」と言われました。
人事の方も辛かったと思います。業務外のことだし、上からの圧もあったと思うんです。「こいつちょっと見張っとけ」「SNS、やってるぞ」と。人事の方は板挟みだったのではないでしょうか。
そうした経緯もあって、自分でよく考えて、辞めると決めました。自分の気持ちにフタをしていましたが、本当にやりたいのはモデル業だったんです。
モデルとしてのビジョンもありました。アパレルブランドのモデルになりたい、雑誌の専属モデルになりたい、と思っていて、まだまだ叶えられていない夢がたくさんあったんです。
辞める時は、1か月前にまず人事部に伝えました。その後、営業部長に伝え、同僚にも伝えました。みんな言いたいことがあったと思うんですけど、何も言わず、「頑張ってね」と送り出してくれました。
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