「裏金議員」が高市旋風で当選圏内に… 一方、萩生田氏には「悪の帝王、ハンターイ」と罵声も

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青山繁晴氏の人気ぶり

 今回の選挙で保守層の自民党回帰を象徴するのが兵庫8区だ。長年、公明議員が守り抜き、学会が“常勝関西”の牙城と位置付けてきた選挙区。公明議員が比例近畿ブロックに転出したのに伴い、弁護士出身の新人女性候補が学会の支援を全面的に受けることになった。その中道候補と対峙するのが参院から衆院に鞍替えした、保守層に強い青山繁晴元参院議員(73)である。

 青山氏は8区からの鞍替え立候補を選んだことについて、

「この場所は自由民主党の(独自)候補者が30年間、いなかった。長年、(投票先がなく)『石原裕次郎』と書いてきたという男性の方もいました。そういうことを変えていきたい」

 こう街頭で熱弁しているのだが、目を見張るのはその人気ぶりだ。街頭演説の後には、握手や写真撮影を求めて十数人の聴衆が列をなすのだ。青山氏の著作を抱えて、サインを求める人の姿もちらほら見かけた。

 聴衆の高齢女性は、

「青山さんは言うことがはっきりしているから気持ちがいい。自民党にはやり直してもらいたい」

 そう期待感を語る。

 後編では、高市首相から“嫌がらせ”を受けた村上誠一郎前総務相や、裏金問題からの再起を期す杉田水脈氏など、そのほかの注目候補について報じる。

週刊新潮 2026年2月12日号掲載

特集「2.8総選挙 大マスコミは自維『300議席』予測――高市フィーバーの虚実」より

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