「裏金議員」が高市旋風で当選圏内に… 一方、萩生田氏には「悪の帝王、ハンターイ」と罵声も

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「裏金議員」も高市旋風で当選圏内に

 その萩生田氏同様、前回、裏金問題の逆風に苦しんだのが丸川珠代元参院議員(55)である。参議院から鞍替えして東京7区で出馬したものの、立民候補に3万票の大差をつけられて落選。浪人生活を送ってきた。再起を期して、1月30日、渋谷のセルリアンタワーで行われた「総決起大会」には応援弁士として小野田紀美経済安全保障担当相(43)が登壇している。

「小野田経済安保相は北区議時代に参院議員だった丸川氏から選挙応援を受けた恩があると強調した上で、“失敗してしまったこともありますが、頼りになる政治家です”と、暗に裏金問題にも触れながら熱弁を振るっていました」(参加者)

 前回、丸川氏は“反自民”の抗議活動を避けるため、遊説日程を非公表にした。しかし、その結果、有権者に名前が浸透せず、それが敗因の一つとされた。その反省を踏まえたのか、

「一人でも多くの有権者と触れ合うために日程は基本的にオープンにしています」(丸川選対事務所)

 遊説場所への移動にママチャリを利用している丸川氏本人によると、

「人にたくさん会えるので自転車に乗っています。(厳しい声は)もちろんあります。真摯に受け止めるところからしかスタートできないので、きっちり聞かせていただいております」

 そんな彼女は序盤に苦戦が報じられたものの、終盤には当選圏内に。その要因が“高市旋風”であることは論をまたない。その風は、現役閣僚ながら東京3区で苦戦するとみられていた石原宏高環境相(61)にも勝利をもたらす勢いだ。

“豚まんのおかげで高市首相を呼べた”

「“高市旋風”は特に都市部で吹き荒れている。島嶼部に加えて品川区を有する3区も例外ではなく、前回は立民支持だった一部の無党派層も石原環境相に流れるといわれています。中道が伸び悩んでいる理由の一つが、無党派層離れでもあります」(前出のデスク)

 選挙期間中、石原環境相は“セキュリティー”を理由に遊説日程を非公開にした。さらに、青年会議所や動画メディアが設定した公開討論会も欠席。対立候補からは非難の声が上がっている。

 国民民主党の石田慎吾候補(46)がこう憤る。

「石原さんは青年会議所の公開討論について、“閣僚だから警備上、そもそも演説場所を公開できない”という理由で欠席したようですが信じられません。関係者に聞いた話では、石原さんは“議論ができないから”と。動画メディアの担当者も、“石原事務所の担当者と連絡が取れなくて、討論会のスケジュールが組めなかった”と言っていました。仮にも大臣なのに、恥ずかしくないんですかね」

 苦手な公開討論に出てまで有権者にアピールせずとも、高市人気のおかげで勝てるのなら無理をしたくないということか。

 石原環境相を救った“風”は地方でも吹いている。特にSNSで話題になったのが、1月30日、高市早苗首相(64)が福岡市内で行った演説の風景だった。会場となった公園は黒山の人だかりで、首相の人気のすさまじさが可視化されたのである。

 高市首相はその日、福岡県内の各候補者の元を回っている。福岡11区で前回落選して浪人中の武田良太元総務相(57)もその一人だ。

 地元政界関係者の話。

「高市首相は平日の14時半からごく短時間での滞在だったにもかかわらず、行橋市内の行橋駅前で行った街頭演説会にも5000人ほどを集めたと聞いています。会場になったのは駅の西口の方だったのに反対方面の東口まで人でいっぱいで。見たことない景色でした」

 高市首相はその演説会場で、次のように武田氏を持ち上げてみせた。

「主人はまだ病気で動ける状況じゃなくて、そんな時に武田良太さんが中華おせちを送ってくれて、その上に私が大好きな豚まんまで送ってくれた。それでお正月明けまで私たち夫婦は生存することができました」

 先の関係者が言う。

「武田氏は“豚まんのおかげで高市首相を呼べた”とホクホクです。武田氏は九州の学会幹部とも関係が良く、学会の支援も個人的に取り付けているといわれており、議席獲得に自信を示しています」

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