「石破さんの応援演説が相次いでキャンセルに…」 高市フィーバーに専門家は「安倍晋三、小泉純一郎両首相と比べると、見劣り」
【全2回(前編/後編)の前編】
ひとたび街頭演説に立てば、数千人の聴衆を集める高市フィーバー。自民大勝ムードを生み出すその熱狂の裏側には、期待と高揚だけでなく、移ろいやすい“空気”も孕む。一方の新党も伸び悩んだまま。争点なき総選挙はいよいよ最終章へと突入する……。
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【写真を見る】「激ヤセ」が心配される高市首相 以前と比較すると「まるで別人」
2月2日、山梨県のJR甲府駅前の広場に高市早苗首相が姿を現わすと、3000人を超える聴衆から大きな歓声が上がった。
「日本列島を、強く豊かに。安全、安心を守り、不安を希望に変える」
応援弁士として街宣車の上に立った高市首相が約15分に及ぶ演説を終えると、会場には“勝つぞ”コールと共に万雷の拍手が沸き起こった。
参加者の一人(80代男性)は、
「こんなに人が集まったのは小泉(純一郎)元首相の郵政解散選挙以来です。ハッキリした物言いで、ブレない彼女は素晴らしい」
そう興奮気味に話した。
「石破さんの応援演説が相次いでキャンセルに」
これまでに福岡や大分、姫路(兵庫県)、可児(かに・岐阜県)など各地に駆け付けた高市首相だが、毎回3000~5000人規模の聴衆を集めているといい、
「自民党も今の盛り上がりが党ではなく、首相個人の人気によるものだということは理解しています。そのため党本部からは各候補に“首相を前面に出して戦え”といった指示が飛んでいる。一方で高市人気に便乗しようと、候補者たちからの応援演説の依頼が殺到。古屋圭司選対委員長名で“総裁個人への直接の連絡は控えるよう”に所属議員へ異例のお達しが出るなど、党内での“高市頼み”は加速しています」(全国紙政治部デスク)
他にも岸田文雄、菅義偉、麻生太郎といった首相経験者も全国を応援に飛び回る中、一人不人気ぶりを見せているのが石破茂前首相である。
自民党関係者が明かす。
「石破さんにも応援演説の依頼が複数ありましたが、高市ブームの広がりを受け、相次いでキャンセルとなりました。依頼した側が“首相と距離を置く石破氏が来ると逆風になりかねない”と危惧したのが理由だといいます。右へ倣えで首相になびく候補者たちを見て、石破さんは“日本人は(強いリーダーにひれ伏す)大政翼賛会的なものが好きなんでしょうか”と漏らしていました」
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