佐々木朗希“電撃放出”の現実味…最強左腕「スクバル」の移籍先に「ド軍」有力視で気になる“令和の怪物”の今後

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佐々木は先発?

 これは佐々木を「先発投手として育てて行く」という意味だが、こうも解釈できる。メジャーリーグでは5人制の先発ローテーションを組むチームが多く、ドジャースは二刀流による大谷翔平(31)の負担軽減で6人制を理想としているが、故障者の続出で5人制や救援投手を総動員させるブルペンデーを設けて凌いできた。つまり、佐々木は5人制であっても、ローテーションの最後の1枠を獲れるかどうかの厳しい状況にあるわけだ。

「WBCで最終的に不参加となったドジャースの日本人選手は佐々木だけ。昨季の右肩の故障を懸念するのは分かります。でも、ドジャースはこのオフに獲得したエドウィン・ディアス(31)の参加を認めています。前回のWBCでディアスはプエルトリコ代表チームのクローザーを務めましたが、ゲームセット後のセレブレーションで大怪我を負い、22年シーズンを棒に振りました。昨季、10度のセーブシチュエーション失敗で試合を落としたドジャースにとって、新守護神として獲得したディアスはワールドシリーズ3連覇の生命線のようなもの。ディアスの熱意と、出場を辞退させたときの批判を恐れ、ドジャースは認めざるを得ませんでした。ディアスなら、ベストコンディションで開幕を迎えてくれると信じての出場許可です」(前出・同)

 ということは、今の佐々木にはWBCを戦い、短期間でペナントレースを乗り切るために体を整える力はないと判断されたことになる。

 また、バッテリー組のスプリングキャンプ・インが直前に迫ったこの時期、気になる情報も入ってきた。先発陣の一角である左腕のブレイク・スネル(33)の調整が遅れているという。「New York Post」の取材でマイクを向けられたスネルは、

「調子を上げていきたい気持ちはあるが、時間を掛けてコンディションを取り戻さないといけない」

 と答えていた。同メディアは昨季のスネルの故障にも触れ、意図的に調整を遅らせている可能性も伝えていたが、「彼は球団内でも(ローテーション入りを)確実視されていないようだった」とも報じられていた。大谷、山本由伸がWBCに出場し、さらに主軸先発投手のスネルまでが不安を抱えている――こうした状況が「スクバルのトレード先はドジャース」との見方を強めている。

 デトロイトの地元放送局「NESN」は1月28日時点で、「ロウキ・ササキを含めた3対1のトレードでスクバルが放出されるだろう」と、以下のように報じていた。

「ドジャースは戦力が充実しているため、ナンバーワンの有望株だったササキでさえ、今季の先発ローテーションでは6番手争いである。ササキをトレードの駒として使うことは理論的で、彼らにとって最善の一手だ」

大物代理人のド軍擁護論

 ドジャースの編成トップであるアンドリュー・フリードマン氏(49)は、「投手の補強はもう考えていない」と、ロサンゼルスの地元テレビ局「Sports Net LA」などで語ってきたが、それはスネルの調整遅延が発覚する前のこと。大きな故障もなく、年間を通してローテーションを守ってきたスクバルは、喉から手が出るほど欲しい投手であることは間違いないだろう。

 そのスクバルの代理人であるボラス氏は米スポーツメディア「The Athletic」で、年俸調停の行方について聞かれ、移籍先として挙げられているドジャースの一強化も質問されたが、こう反論していた。

「ショウヘイ・オオタニのエリート級のパフォーマンスに加えて、野球の歴史上におけるごく限られた期間に、年間約2億5000万ドルに迫る追加収益源となった。オオタニを獲得するプロセスはリーグ全体でも公平性と機会均等を貫いていたと思う。それにドジャースがあそこまでになるのはシステムが問題だからではない。彼らはオオタニを獲得した恩恵を受けているだけだ」

 大型補強への批判も多いなか、ここまでドジャースを擁護した全国区の有名人はボラス氏が初めてかもしれない。スクバルを獲得すれば、今季中に27年シーズン以降の契約を結び直さなければならない。そのための布石だろうか。

 タイガースは投手育成に定評のあるチームでもある。大谷たちがWBCから帰還したとき、ドジャースの投手メンバーが入れ替わっている可能性は否定できない。

デイリー新潮編集部

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