「阪神・佐藤輝」は今年で見納めか 「年俸5億円」は次のステップへの戦略的な布石

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総額5億円規模

 12球団で唯一、契約更改を済ませていなかった阪神の佐藤輝明内野手(26)。自費キャンプの可能性も取りざたされたが、キャンプイン直前でサインした。「単年で総額5億円、ポスティングは継続協議」という内容をどう見たら良いのだろうか。

 佐藤輝が今季の契約を結んだのは1月30日。単年契約で年俸4億5000万円プラス出来高払いの総額5億円規模で合意した。その後の会見で「11月から3カ月間、僕と代理人と球団の方で本当にじっくり時間をかけて、話し合いをさせてもらいました。お互い納得するのに時間はかかったと思いますけど、キャンプイン前に契約して、きょうを迎えることができてよかった」「ポスティングの件、年俸の件も。その2つについてじっくり話をさせてもらった」などと語った。

 彼の言葉からはトラブル、ゴタゴタの気配は感じられない。

 しかし、交渉長期化の原因に「ポスティング」を巡る球団と本人との考え方の大きなギャップを挙げない関係者や記者はいない。

全く焦っていなかった球団

 この間、佐藤輝と代理人は最短で2026年オフのポスティング制度によるメジャー挑戦の確約を求めてきたが、竹内球団副本部長は「(ポスティングは)あくまでも球団の権利」と取材で改めて言及したように球団側は折れなかった。

「球団は今回の交渉について全く焦っていなかったしブレなかったと見ています。契約を人質にして選手の保有権の放棄を求めている、などと佐藤輝側に厳しい指摘もありました。佐藤輝側がゴネている印象を持たれて悪者になってしまうのは球団にとってもメリットではないので、互いに納得した形を演出できる出口を探っていたということはあるでしょう」

 と、スポーツ紙デスク。互いに落としどころは見据えながら、そこまでは言いたいことを言い合うということだったのか。

「まぁそういうことですね。佐藤輝側も今季オフのポスティング確約が無理なのは承知で、それなら確約に準じるかそれに近づける成果を得ようと動いていた印象があります」(同)

「確約に準じるかそれに近づける成果」とは何だろうか。

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