「真冬の総選挙」で“創価学会の女性部”がカギを握る理由…自民は「風まかせの空中戦」、中道は「組織票だのみの地上戦」という“ねじれ選挙”の驚くべき結末
本音は「自民党で単独過半数」
「新聞とテレビは今回の衆院選を『自民・維新VS中道』の図式で報じ始めています。この図式を有権者が受け入れれば、国民と参政は埋没してしまう可能性があります。ただし注意する必要があるのは参政には地方議員が多く、地方組織がしっかりしているという点です。実は参政も風任せの“空中戦”ではなく“地上戦”を戦う武器を持っていることは重要でしょう」(同・伊藤氏)
高市氏にとって最高の選挙結果は「自民で単独過半数」であることは言うまでもない。自身の人気を最大限に活用して選挙戦では“高市旋風”を巻き起こし、自民党だけで233議席以上を確保する。解散前の196議席から37議席の上積みに成功すれば、政権基盤は盤石となり、長期政権の可能性も一気に上昇する──。
「しかし高市さんは解散のタイミングを間違えたかもしれません。例えば、もっと早く1月初旬に解散していれば、選挙後の国会で2025年度内に2026年度予算案を成立させることができたと言われています。これが実現していたなら、少なくとも有権者が『高市さんは予算審議を放り出した』と批判することはなかったでしょう。また旧公明と旧立民で中道が誕生することも想定外だったはずです。徐々にではありますが、高市さんが当初抱いていた選挙戦のイメージとは食い違いが生じてきました」(同・伊藤氏)
最悪の展開
イメージとのズレなど物ともせず、高市人気で衆院選を圧勝する可能性もある。だが、逆の可能性も否定はできない──。
「高市さんにとって最悪の結果は中道が持ちこたえ、国民と参政が躍進を果たした場合でしょう。高市さんは『与党で過半数』を勝敗ラインに掲げました。解散前の自民と維新は合わせて230議席です。たった3議席を増やせば目標達成です。しかし野党が善戦し、与党2党で辛うじて過半数という結果に終われば、たとえ勝敗ラインを満たしたとしても衆院選に踏み切った判断が問われるはずです。有権者から『855億円の税金を使う必要があったのか?』との批判が高市さんに殺到する可能性はあると思います」
第1回【高市自民に「単独過半数」報道も、衆院解散は5割以上が「評価しない」のナゾ…高市首相の信任を問う選挙に「予算855億円」を注ぎ込む価値はあるか】では、高市氏が決断した「真冬の総選挙」にかなりの有権者が怒っており、投票行動に影響を与える可能性について詳細に報じている──。
[3/3ページ]

