冬ドラマ視聴率、一人勝ち「リブート」がまたも「VIVANT」超え 反町隆史・松嶋奈々子夫妻はまさかの苦戦か

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質の高い「再会」

(4)フジテレビ「ヤンドク」(月曜9時)
※第4週は19日放送の第2回。個人3.6%(世帯6.1%)
※第3週は12日放送の初回で、個人5.0%(世帯8.1%)の同3位。

 ヤンキー脳神経外科医・田上湖音波(橋本環奈)が奮闘している。視聴率は高水準を維持。高校中退の湖音波と東大医学部出身の先輩医師・大友真一(音尾琢真)が衝突する構図にしたのも分かりやすくていい。

 ヤンキードラマと医療ドラマを合体させたが、湖音波は病院内であろうが「くそたわけ!」と大声で怒鳴る。謝るときは「サーセン」。橋本はすっかりヤンキーだが、医者らしく見せるのは至難だろう。

(5)テレビ朝日「再会~Silent Truth~」(火曜9時)
※第4週は20日放送の第2回。個人3.5%(世帯6.1%)
※第3週は13日放送の初回で、個人3.8%(世帯6.8%)の同5位。

 原作は江戸川乱歩賞を受賞したミステリー小説。設定と物語性が出色で、それはドラマでも引き継がれている。

 主演は竹内涼真(32)。35歳になる刑事・飛奈淳一に扮している。小学校6年生のときの同級生がヘアサロン経営の岩本万季子(井上真央)、建築士の清原圭介(瀬戸康史)、会社役員の佐久間直人(渡辺大知)。4人には共有する秘密があった。

 小6のとき、4人は拳銃を隠した。銀行強盗に撃たれて死んだ警察官・清原和雄(弓削智久)の拳銃だ。和雄は圭介の父親である。

 ところが、この拳銃を使った殺人事件が起こる。飛奈が捜査を担当したことから、否応なしに4人は再会する。隠したはずの拳銃は消えていた。

 殺されたのはスーパー店長で直人の異母兄・秀之(小柳友)だった。佐久間家は土地の名士だが、秀之は素行が悪く、厄介者だった。

 刑事の飛奈以外には動機がある。秀之は万季子を脅迫していた。万季子の息子・正樹(三浦綺羅)の万引きがネタだった。清原は万季子の元夫で正樹の父親であるため、ともに対応していた。

 佐久間にも兄は迷惑な存在だった。飛奈は幼なじみが相手であり 、拳銃の隠蔽には自分も関わっているから冷静な捜査が出来ない。

 演技力のある人が揃ったので見応えがある。

高堀冬彦(たかほり・ふゆひこ)
放送コラムニスト、ジャーナリスト。1990年にスポーツニッポン新聞社に入社し、放送担当記者、専門委員。2015年に毎日新聞出版社に入社し、サンデー毎日編集次長。2019年に独立。前放送批評懇談会出版編集委員。

デイリー新潮編集部

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