「高市首相をぶっ倒す!」宣言 「大石晃子」れいわ共同代表のカゲキな履歴書 橋下知事とバトル、岸田総理を「鬼」「犬」呼ばわり、「中核派」系集会でアジテーションの過去
ジャンヌ・ダルク
そんな彼女を一躍有名にしたのは、赤絨毯を踏むはるか前、入庁6年目の2008年のこと。この年、大阪府知事に当選した橋下徹氏が3月、30代以下の若手職員を集めて朝礼を行った。開始時間は午前9時15分。知事は始業前に朝礼を始めたかったが、“超過勤務”になると指摘されてこの時間になったと述べた上、こう語った。
「たかが15分、始業時間の前に朝礼をやるのに、それが超過勤務手当というのなら、税金で給料を賄われているみなさん方のその執務時間、私語があったりタバコを吸っていたりとかいうのは、全部減額させていただきます」
こう言ったとたん、女性職員が立ち上がった。
「どれだけサービス残業をやっていると思っているんですか? 上司の不満があったら直接メールで言ってくださいってね、グループ長に直接物言えないような職員の弱さを組織しているだけじゃないですか」
知事は反論したが、女性はかまわずまくし立てる。
「結局こうやって若い人だけを朝礼に集めたりとか、労働者同士を分断して、大阪府職員と府民を分断しているばっかりじゃないですか」
「あなたのすることは逆のことばっかりや!」
このシーンはテレビで繰り返し放映され、大きな話題になった。当時、改革派知事として人気絶頂だった橋下氏に堂々反撃した様は「ジャンヌ・ダルク」とも評されたが、この女性こそが、後の大石議員なのである。
資本家の犬
その後、大石氏は府庁で10年間勤務する。組合活動にも熱心で、自治労連系の府職労に所属。執行部選挙にも名乗りを上げるが、惨敗続きだったという。
転機となったのは2018年。関西を台風21号が襲った直後、当時の松井一郎知事は、維新推薦候補の知事選の応援で沖縄に行ったという。それに激怒した彼女は退職、打倒維新を旗印に、翌年の大阪府議会議員選挙に淀川区から無所属(社会党が推薦)で立候補した。その際は落選したものの、れいわ新選組の目に留まり、2021年、衆議院議員選挙の大阪5区に同党から出馬。選挙区では敗れたものの、比例区で復活当選を果たし、国政へ。いきなり政策審議会長に抜擢されたのだ。
その翌年には、衆院予算委員会での岸田総理への質問が物議を醸した。消費税は減税しないと答弁した総理に対し、「冷酷で無慈悲な人」と書かれた赤鬼のお面の写真付きのパネルを見せ、こう続けた。
「先週、我が党のくしぶち万里議員が、今後総理ではなく、鬼と呼ばせていただくと言いましたが、もう一度呼ばせていただきます。この鬼!」
そして続けて、「消費税は資本家のための安定財源です」と決めつけた上で、今度はリードに繋がれた小型犬の写真付きのパネルを出した。そして、
「先ほど総理を鬼と呼ばせていただきましたが、もう一つ名前を差し上げます。資本家の犬。財務省の犬」
これには、根本匠予算委員長が「質問にあたりましては用語の使い方には十分お気をつけください」と注意したほどだった。
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