「紀州戦争」ついに決着か 手打ち式に二階元幹事長が現れて騒然

国内 政治

  • ブックマーク

 実に2度の国政選挙を跨いでの争いが、ようやく終結を迎えた。和歌山県のドンとして君臨してきた二階俊博・元幹事長(86)が会合に姿を現し、世耕弘成・衆議院議員(63)と握手を交わしたのだ。ドンの存在感はなお健在で、お家復興の策までうわさされている。

 ***

 自民党和歌山県連の役員会が開かれたのは、さる16日のこと。総選挙では世耕議員を支持するという党本部の意向に従うことが決定され、出席した二階氏は報道陣に対し「ご協力お願いします」と語りかけた。

 今回の“手打ち式”に至るまでの経緯を、県政に詳しい人物が語る。

「まず13日、党本部において古屋圭司・選対委員長が県連会長の石田真敏・衆議院議員と話し合いの場を設けたと聞きます。古屋さんは、党による2回の情勢調査の結果だと、誰が対抗馬になろうが、和歌山2区では世耕氏が圧勝するとして、県連が同氏支持でまとまるよう提案しました」

“紀州戦争”

 石田会長はこれを了承しつつも、世耕氏が何かしらの“けじめ”をつける必要があるとした。

「そこで古屋さんが世耕氏を呼び出し、一連の経緯を説明。県連に対し頭を下げてほしいと伝え、世耕氏もそれに従ったのです」(前出の県政の事情通)

 そもそもここまで事がこじれたきっかけは、2024年の総選挙にさかのぼる。引退した二階氏の後を継ぐ格好で、自民党はその三男である伸康氏(48)を公認していた。一方、裏金問題で離党していた世耕氏も出馬し、保守分裂選に発展。結果は世耕氏の圧勝で、伸康氏は昨夏の参院選で再起を懸けたものの、ここでも世耕氏のバックアップを受けた候補に完敗した。県政を二分する重鎮どうしの覇権争いは“紀州戦争”と呼ばれ熾烈(しれつ)を極めていたのだ。

次ページ:「世耕氏の復党も遠くはない」

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。