専門家は「長男くんの将来が心配」…ナイトスクープ炎上 成長しても癒えないヤングケアラーのトラウマとは
大人になっても
「褒められ、美談として語られるほどに、その子は助けを求める言葉を失っていきます。今回のケースでは、自分の親が炎上したことにより、長男くんが“もう弱音を吐けない”と言葉を失ってしまうのでは……ということが心配です。私はこれまで、子ども時代にヤングケアラーだった人が、大人になってから相談に来る例を数えきれないほど見てきました。その人たちは決まって“我慢が当たり前”であり、相手を優先し、限界まで耐えてから壊れてしまう」
夫婦関係で苦しくなったり、離婚を考えるほど追いつめられたり、自分の気持ちがわからなくなったりというケースがあるという。それらの根っこにあるのは「自分は後回しにしていい」という思いだ。
「ヤングケアラーの問題は、子どもの問題でも親の善悪の問題でもない。支えが足りない家庭を、子どもに無理やり支えさせてしまった社会の問題です。だから私は“頑張っているね”より先に“本当は誰が支えるべきなのか”を大人が考えるべきだと思います」
子どもは誰かの人生を背負うために生まれた存在ではない。守られ、甘え、失敗していい時間があってこそ、その後の人生を自分の足で歩けるようになる……と岡野氏は語る。
「今回、炎上してしまった家庭の長男くんもそうですが、多くのヤングケアラーには“まわりを感動させるようなことではない。耐えないで。つらいよ、助けて、と声をあげていいんだよ。”と伝えたいですね」




