大炎上「探偵!ナイトスクープ」に“視聴者は2度、裏切られたと感じている”…ABCテレビが“演出”を釈明も炎上が収まらない「3つの理由」を識者が指摘

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 ABCテレビ(朝日放送)の「探偵!ナイトスクープ」の放送内容を巡って炎上している問題が、意外な展開を見せている。これまでは出演者の両親に批判が殺到し、その是非を巡ってネット上で議論が起きていた。ところがABCテレビが1月26日に公式サイトを更新し、番組に「演出」や「構成」、「改稿」があったと釈明したことで、今度はABCテレビが炎上する事態になったのだ。

***

 担当記者が言う。

「1月23日放送の『探偵!ナイトスクープ』は、12歳の男児からの『6人兄妹の長男を代わって』という依頼を取り上げました。霜降り明星のせいやさんが男児の代わりに弟や妹5人の世話に奮闘したのですが、そもそも放送前の告知段階でネット上では『この男児は“ヤングケアラー”に該当するのではないか』と懸念が示されていました。そして、実際に番組がオンエアされると多数の視聴者が『両親の育児放棄は看過できない』とXなどのSNSに投稿、炎上する事態に発展したのです」

 ABCテレビはTVerで配信されていた1月23日放送回を25日に削除。さらに番組の公式サイトに以下の文章を掲載した。

《取材対象者およびご家族の方々が、放送をきっかけに強い批判や誹謗中傷、詮索にさらされ、日常生活もままならない現状について、番組として強い懸念を抱いています。取材対象者やご家族への誹謗中傷、詮索、直接の接触は、厳にお控えいただきますようお願い申し上げます》

 ところが26日夜にABCテレビは再び番組公式サイトを更新し、放送内容に「番組の編集・構成上の演出」があったことを釈明した上で、《取材対象者の方々に対して実態とは異なる受け止めが生じている状況について、番組として深く反省しております》と謝罪するに至った。どんな“演出”が行われたのか、ポイントを箇条書きにしてご紹介する。

Xでは「BPO案件」の声も

【1】
「正直、長男やるの疲れました」といった依頼文の一部は放送用に構成・改稿したものだった。原文は「家族8人みんなで家事や育児を協力しあって頑張っているが、他の兄弟よりも僕が一番頑張っている。他の家族の子供と比べてどうなのか調査して欲しい」という内容だった。

【2】
普段は父親が在宅し、家事と育児を担当している。育児を担当している父親が乳幼児を残して外出する場面、および当該VTRの最後に母親が、「米炊いて、7合」といった発言は、番組の編集・構成上の演出として表現した。

【3】
依頼主である男児は週に3~4回は大好きなバスケットを習うなどの時間がある。ところが放送内容で長男ばかりが家事・育児をしているような印象を与えてしまった。

 これにXでは「演出」という説明に反発する投稿が殺到した。《演出ではなくやらせと言います》、《「やらせ」でした、ってことよね?》、《元の依頼文を変えてる時点で、演出ではなくやらせ》──などのポストが次々に投稿されており、ABCテレビに厳しい視線が注がれていることが分かる。

 なぜABCテレビは炎上してしまったのか、ネットの炎上問題に詳しいITジャーナリストの井上トシユキ氏は「Xでは『BPO案件のレベルではないか?』との指摘も散見されますが、確かに深刻な問題だと思います」と言う。

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