“野球どころ”中国・四国地方のチームからプロ選手が出てこない「異常事態」 スカウト陣は「地区担当は必要がなくなる」と危機感
広がる地域格差
昨年の全日本大学野球選手権では東北福祉大が優勝したほか、一昨年のドラフトでは富士大が育成を含めて史上最多となる6人が指名されて話題となった。東北地区の大学では、連盟の垣根を越えて普段公式戦に出られない選手を中心としたリーグ戦を行っており、そこから才能を開花させる選手がいるという。また、岩手県花巻市に拠点のある花巻東と富士大は積極的にオープン戦を行っており、高校と大学の壁を超えた交流もレベルアップの一因と言えそうだ。
首都圏に人口やリソースが集中し、地域格差が広がっていることは社会問題と言われているが、野球界でも徐々にそのような事態が起こりつつある。ただ、東北の例を見ても、やり方次第でレベルを向上させることが可能だ。今回取り上げた中四国はもちろん、全国でその地区を牽引するようなチームが増え、日本全体の野球振興に繋がっていくことを望みたい。
<2020年~2024年の中四国地区のドラフト支配下指名選手一覧>
【2020年】
福島章太(倉敷工→中日4位)
行木俊(徳島インディゴソックス→広島5位)
三好大倫(JFE西日本→中日6位)
石井大智(高知ファイティングドッグス→阪神8位)
【2021年】
森木大智(高知→阪神1位)
広畑敦也(三菱自動車倉敷オーシャンズ→ロッテ3位)
水野達稀(JR四国→日本ハム3位)
小森航大郎(宇部工→ヤクルト4位)
代木大和(明徳義塾→巨人6位)
吉川雄大(JFE西日本→楽天7位)
花田侑樹(広島新庄→巨人7位)
【2022年】
浅野翔吾(高松商→巨人1位)
森山暁生(阿南光→中日3位)
【2023年】
椎葉剛(徳島インディゴソックス→阪神2位)
河内康介(聖カタリナ→オリックス2位)
石黒佑弥(JR西日本→阪神5位)
寺地隆成(明徳義塾→ロッテ5位)
宮沢太成(徳島インディゴソックス→西武5位)
井上絢登(徳島インディゴソックス→DeNA6位)
【2024年】
徳山一翔(環太平洋大→楽天2位)
中込陽翔(徳島インディゴソックス→楽天3位)
加藤響(徳島インディゴソックス→DeNA3位)
若松尚輝(高知ファイティングドッグス→DeNA4位)
江原雅裕(日鉄ステンレス→楽天4位)
田内真翔(おかやま山陽→DeNA5位)
矢野泰二郎(愛媛マンダリンパイレーツ→ヤクルト5位)
有馬恵叶(聖カタリナ→中日6位)




