「拳銃」と「人骨」の発掘から物語が急加速…2人の実力派脚本家が手がける「テレ朝」と「フジ」の連ドラに“考察”も過熱
きっかけは「発掘」
ドラマの成否を握るカギは? 一言では答えにくいが、配役以上にストーリー=「脚本」を重視する向きは少なくないだろう。この1月期の連続ドラマの中で、竹内涼真(32)主演のテレビ朝日系「再会~Silent Truth~」(火曜午後9時)は、カンテレ・フジ系で放送された草なぎ剛(51)主演の「僕の生きる道」など「僕シリーズ」3部作で知られる、橋部敦子さんが脚本を担当している。
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また、反町隆史(52)、大森南朋(53)、津田健次郎(54)のトリプル主演が話題のフジテレビ系「ラムネモンキー」(水曜午後10時)は、長澤まさみ(38)主演の「コンフィデンスマンJP」シリーズ、23年のNHK大河ドラマ「どうする家康」などを手がけた古沢良太氏が脚本を手がける。
「ヒットメーカー」として知られる2人だが、ともに“発掘”というテーマを取り上げたのが興味深い。
「2つのドラマのカギとなるのは、主人公と周辺の人物たちの少年時代です。ドラマは登場人物が大人になった時点から始まりますが、土の中からあるものが“発掘”されることから物語が動き始めます。ヒットメーカーの2人にならい、今後、この手法のドラマが増えるかもしれません」(民放キー局のドラマ班スタッフ)
まず「再会」は、小学校の仲良し4人組だった岩本万季子(演・井上真央、39)、清原圭介(演・瀬戸康史、37)、佐久間直人(演・渡辺大知、35)、飛奈淳一(演・竹内)の4人が、卒業式前日に事件で使われた拳銃を桜の木の下に埋めたという秘密を共有している。卒業から23年後、刑事になった淳一は、4人組の1人でシングルマザーの美容師となっていた初恋相手の万季子と再会。しかし、彼女は新たな殺人事件の容疑者となっていたのだ。
「第2話の終盤、淳一は3人に拳銃を入れたタイムカプセルの掘り起こしを提案します。現場で淳一は、新たな殺人事件の凶器が実はこの拳銃だったという、捜査上の重要事項を打ち明けます。しかもその拳銃は、警察官で殉職した圭介の父親のものだったことまで、丁寧な回想シーンで描かれています」(テレビ誌記者)
「ラムネモンキー」は、中学時代に映画研究会でカンフー映画作りに熱中していた、主人公の吉井雄太(愛称・ユン、演・反町)、藤巻肇(愛称・チェン、演・大森)、菊原紀介(愛称・キンポー、演・津田)は51歳となった現在、それぞれ思い描いていたものとは違う人生に悩む日々。
そんな中、3人が少年時代を過ごした街の工事現場で白骨遺体が発見される。菊原からの連絡で3人は37年ぶりに再会。昔話に花を咲かせていくうちに映画研究会の顧問だった女性教師が行方不明となっていることが判明するのだ。教師は、マチルダというあだ名だった宮下未散(演・木竜麻生、31)。「機動戦士ガンダム」のマチルダ・アジャンにちなんで付けられたあだ名だった。紀介が自宅で見つけたという紙には「行方不明」の文字とマチルダの写真があり、雄太と肇を呼び、失踪の謎を探ることに。
「映画研究会の部室の跡地はカフェになっており、そこでバイトしていた大学生・西野白馬(演・福本莉子、25)が人骨を掘り起こしたものの、口止めされていたことを告白します。その現場に3人と白馬が忍び込み、マチルダの愛用品を発見。警察に殺人事件の可能性を訴えたものの、まったく相手にされず、自分たちで探ることを決意するのです」(同前)
ともに2話まで放送を終えている。気になる平均世帯視聴率の推移は、「再会」が初回6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)、第2話が6.1%。「ラムネモンキー」が初回4.8%、第2話が4.1%だった。
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