戸田恵梨香、吉岡里穂、白石聖が大活躍の「女優王国」事務所…看板俳優「有村架純」がさらに輝くためには何が必要か

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スピード出世を果たしたが……

 一方、戸田と同じ兵庫出身の有村は、高校在学中にフラームのオーディションを受けて合格し、芸能界入り。15年に公開され、主演しギャルの女子高生役を演じた映画「映画 ビリギャル」が興行収入28.4億円を記録。一躍、その存在が注目され、16年1月期のフジ系月9ドラマ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」で同枠および民放連続ドラマ初主演を果たす。

 デビューからまだ7年の17年、「ひよっこ」でNHK朝ドラ初主演をつとめるなど、戸田に比べると、かなりのスピードで出世を果たす。そして菅田将暉(32)とダブル主演を務めた恋愛映画「花束みたいな恋をした」(21年)が興収38.1億円のヒットを記録し、同作で「第45回日本アカデミー賞」の最優秀主演女優賞を戴冠したのだが……。

「現状では、有村さんは『花束~』がピークと捉えられています。同作の脚本はヒットメーカーの坂元裕二氏(58)で、大人たちが大学生時代の恋を回想し、淡い記憶を思い出させてくれるような名作。そのため、菅田さんの相手役が有村さん以外でも映画はヒットしたという声もありますが……」(映画業界関係者)

 主役級になってからは明るくポジティブな役を中心にこなして来た有村だが、「花束」がヒットしたこともあってか、シフトチェンジを見せる。

「21年にWOWOWで連続ドラマが放送され、22年には映画版が公開された『前科者』では、保護司の役に挑戦。Netflixの配信開始と劇場公開が同日で話題になった映画『ちひろさん』(23年)では、元風俗嬢の弁当屋店員という、なかなか陰のある役を演じたうえ、これまで挑まなかった男女の行為のシーンに体当たりで挑みました。どちらも、役作りは大変だったはずですが、惜しくもヒット作とはなりませんでした」(同前)

 以後、嵐・松本潤(42)が主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(23年)、Snow Manの目黒蓮(28)が主演したフジの月9ドラマ「海のはじまり」(24年)、福山雅治(56)主演の映画「ブラック・ショーマン」など、話題作へ出演が相次いでいるものの、強い印象を残したとは言い難い。

「これまで数々の彼女の映像作品を見ていますが、抑揚を抑えた役での演技をうまくこなしている印象があり、そうすると俳優としての“引き出し”が少ないように思えて、演技が一本調子に見えてしまう。若いころから映像作品の現場はこなしているものの、早々と売れてしまったせいか、演技に関してはアウトプットするばかりでインプットする時間は少なかったのではないか。それに比べ、戸田さんは下積みの時間が長く、主演したTBS系のドラマ&映画の『SPEC』シリーズのような、ぶっ飛んだ作品もこなしているので自然に“引き出し”が増えていった印象があります。結婚前の戸田さんは、数々の男性俳優との熱愛報道が流れた時期もありましたが、恋愛経験もしっかり“芸の肥やし”になったはず」(ベテラン芸能記者)

 知名度は抜群の有村だが、今の局面を打開するよい手段はないのだろうか?

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