「中道」結成に高市首相は「焦りを隠せず」 学会員に出された秘密指令で「萩生田氏には最悪の展開が」
“Fには丁寧に説明していきましょう”
衆院解散に踏み切った高市早苗首相(64)に、立憲民主党と公明党がまさかの新党「中道改革連合」結成で対抗した。連立を離れた公明党の一大転身が呼んだ激震。主導権を握るのは一体、誰か……。
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新党名発表から2日後の18日、学会は東京・信濃町の関連施設で「全国地区部長・地区女性部長会」を開催した。
女性部幹部が明かす。
「部長会後に開かれた支部会議では、比例で『公明』とは書かないでくださいと念を押されました。また、F(フレンドの意。投票呼びかけの対象となる非学会員)に対しては丁寧に説明していきましょう、という確認もありました」
公明の比例得票数はピーク時の2005年衆院選で898万票だったものが、昨年7月の参院選では521万票と急速に落ち込んでいる。組織の高齢化が理由とみられるとはいえ、いまだ屈指の集票力を誇ることは間違いなく、その動向は選挙の趨勢に直結する。
「一つの小選挙区での公明の得票は、平均して1万~2万票といわれています」
とは、政治部デスク。
「一昨年の総選挙の結果をもとに、仮に公明の1万票が立民の候補者に上乗せされたとしましょう。すると、自民の現職がいる小選挙区のうち、最大37選挙区で逆転が起こることになる。その場合、自民は小選挙区で100議席を割り込み、よくて95議席とみられます。一方、立民は141議席に届く計算です」
例えば萩生田光一幹事長代行(62)の東京24区。前回、立民の有田芳生氏(73)を辛くもしのいだが、約8000票差まで迫られた。
「東京24区は創価大などの関連施設が多い、学会にとっての聖地・八王子市の大部分にあたります。公明票は3.5万票規模に上るといわれ、萩生田氏にとって新党結成は最悪の展開です」(同)
一方で、政権幹部に公明と立民の合流についてただすと、強気な姿勢を示すのだ。
「自民は26年間にわたって公明と連立してきた。学会本部が何を言おうとも、地方には長年かけて築いた人脈がある。例えば“県議会の議長は自民、副議長は公明”といった役割分担のもと自治体運営を回してきたような例は数え切れない。上から唐突に“明日から立民と組め”と言われても、そう簡単に切り替えられるものではないだろう」
実際のところ、現場の学会員は素直に上層部の指示に従うものなのか。
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