「東日本大震災のこと、首相だったことはハッキリ覚えているが…」 菅直人氏の“認知症”“要介護3”の現在 夫人が明かす

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「高市さんが首相だと分かっているのか……」

 菅氏といえば首相在任中、東日本大震災で原発事故が起きた時の言動が印象に残る。発生直後、福島第一原発を視察したり東電本店に乗り込んだりして、混乱を招いたと物議を醸した。

「昔のように政治談議は交わしません。テレビで高市早苗さんを見ても、日本の首相だと分かっているのかが、何ともいえない状態だからです。でも、東日本大震災に関するエピソードと自身が首相だったことだけは、ハッキリと覚えていますね」(伸子夫人)

 認知症専門医で「メモリークリニックお茶の水」院長の朝田隆氏によれば、

「認知症はまず、気力が衰える“初期”から始まります。趣味や社交に関心がなくなるのです。次に、物忘れがひどくなり、記憶も薄れていく“中期”を迎えます。さらに進行すると、徘徊や暴言を吐くなどの問題行動が起きる“後期”となる。お話を聞く限り、菅さんはおそらく“中期”のはずで、その中では高い認知レベルを保っていると思われます」

 この先、認知症は次第に進んでいくと思われるが、伸子夫人に尋ねると、

「人生100年時代ですから、まだまだお迎えなんて来ませんよ。これからも主人と共に、目の前の幸せを一つ一つ味わっていこうと思っています」

 政治家時代の半生は、すでに遠い過去のことなのかもしれない。今は孫の写真を見るのが楽しみで、穏やかな日々を過ごしているという。

週刊新潮 2026年1月22日号掲載

ワイド特集「運命のいたずら」より

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