「ミヤネ屋」が地元・関西でも敗北の衝撃 「ゴゴスマ」に3地区で完敗…宮根氏は周囲に「辞めたい」と吐露

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痛かった喫煙問題

 グローバル化とSNSの普及で、世の中は刺激的な情報に満ちている。今の情報番組に望まれているのは信頼できる情報と癒やしに違いない。

「ミヤネ屋」の敗北も時代が影響したと考える。MCにモラルが強く求められるようになったからである。社会のコンプライアンス強化の風潮が背景にある。

 宮根氏は一昨年3月、猛批判を浴びた。韓国・ソウルの屋外喫煙禁止区域内で電子たばこを吸い、その映像がSNS上で流れたからである。番組の好感度にも影響が出ただろう。

 宮根氏は番組内で「初心に戻って頑張ります」と謝罪した。韓国を訪れたのはドジャースの大谷翔平選手(31)が出場したMLB開幕戦「ドジャース-パドレス」を取材するためだった。

 振り返ると、森本毅郎氏(86)はTBSのお昼の情報番組「わいど!ウォッチャー」のMCを務めていた1994年、「8日で4人の女性と不倫」との疑惑を週刊誌で報じられた。世間は好奇の目を向けた。だが、局からの処分はなかった。

 故・みのもんたさんもMCを務めていた日本テレビ「午後は○○おもいッきりテレビ」のアシスタントとの不倫疑惑が報じられた。1991年のことだ。しかし、やはり処分はなかった。

 ほかにもMCの不祥事は数え切れないほどあったが、2000年ごろまでは厳しいペナルティーがなかった。だが、世のコンプライアンス重視の流れに沿う形で、MCにモラルも求められるようになった。

 MCとともに視聴率を左右するのはコメンテーター陣。これは両番組とも充実しており、双璧である。「ミヤネ屋」の看板は橋本五郎氏(79)。ほぼ連日登場している。読売新聞特別編集委員だ。

 温和な人柄で口調も穏やかだが、敏腕政治記者。政治部長も務めた。新聞記者は支局勤務時代に警察取材も経験するから、事件解説も得意。読売の最高権力者だった故・渡邉恒雄さんの腹心だった。

 15日の放送での橋本氏は高市早苗首相(64)による衆議院解散を解説した。10日付朝刊で読売がスクープした話である。橋本氏は野党などが解散を批判する理由を3つ挙げた。

「1つ目は大義がない。2つ目は党利党略の解散だと。3つ目は予算を犠牲にしてると」

 そして「すべて反論はできるんです」と続けた。まず26年間続いた自公連立が終わったことの信を問うことなどが大義になると説明した。

 党利党略の解散との批判については「これは根本的に政治に対する考え方が間違ってると思う。みんな党利党略なんですよ」などと解説した。右派とされる読売の重鎮らしい言葉だった。

「ゴゴスマ」のコメンテーターの大御所は石塚元章氏(68)。CBCの特別論説委員である。現役記者時代は事件畑などを歩んだ。同じ15日、やはり解散の理由について解説したが、橋本氏とは正反対だった。「今、選挙をやれば勝てる。それだけ(が理由)でしょ」(石塚氏)。こちらも事件畑が長い人らしかった。政界を冷めた目で見ている。

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