ケプカはPGAツアーへの「出戻り」が電撃決定…続く「リブゴルフ脱退候補」3選手の心の内は
PGAツアー盛り上げへの期待感
リブゴルフからの脱退が発表された時点では、ケプカはPGAツアーへ復帰する意思を明示していなかったが、ゴルフファンの間からは「ムシが良すぎる」「許されない」等々、拒否反応を示す声が多数聞かれた。
一方で、PGAツアーからは「ケプカは素晴らしい選手だ。ケプカと彼の家族の成功が続くことを祈っている」「PGAツアーはベストプレーヤーにチャレンジングで豊かな環境を提供していく」という声明が出され、ケプカの復帰を歓迎する意思を暗に示していた。
米国のゴルフ解説者などからも、ケプカの離脱によって「リブゴルフの不安定さが露呈された」「PGAツアーこそがベストなツアーであることが実証された」「ケプカが戻ってくれば、PGAツアーが盛り上がる」等々、ケプカの離脱を好意的に見る意見が聞かれた。
ケプカと並んでリブゴルフの「顔」役を務めてきたブライソン・デシャンボーは「PGAツアーがケプカのカムバックを認めるとしたら、特例を作るのではなく、きちんと明文化された規定を作るべきだ」と語った。すると、「デシャンボーもリブゴルフからの脱退を考えているのでは?」「ケプカの次はデシャンボー?」といった憶測も広がった。
プログラム該当者は4選手のみ
PGAツアーが「リターニング・メンバー・プログラム」を発表したのは、その矢先だった。
冒頭で述べたこのプログラムは、昨年、ブライアン・ローラップCEOが新設し、タイガー・ウッズがリーダーを務めるFCC(未来競技委員会)によって制定されたものだ。対象は「2年以上、PGAツアーから離れていた選手」「2022年から2025年までに、メジャー4大会あるいはプレーヤーズ選手権で優勝した選手」とされ、当てはまるのはケプカ、ブライソン・デシャンボー、ジョン・ラーム、キャメロン・スミスの4名のみだ。
復帰の際のペナルティとして、1年間の出場停止処分は記載されていない。その代わりに、一定期間、選手の持ち株制度やフェデックスカップ・ボーナスの対象とならないこと、然るべき団体等へ500万ドルの寄付を行うことなどが規定されている。
米メディアの試算では、このペナルティはケプカにとって数千万ドルの「損失」に相当するとされているが、当の本人は「ペナルティは重いが、頷ける。手痛いものだが、そうあるべきものだ」と納得している様子である。
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