自称「もやしっ子」のネット編集者が52歳にして“筋トレ”復活! 実はパワーリフティングの大会にも出場していた“かつてのムキムキ姿”に驚きの声

ライフ

  • ブックマーク

終わりの見えない筋トレ

 1996年、私はモテるために始めた筋トレをいかにして活用するかを考えていたが、B&Wの友人・Tと会った時に「オレさぁ、なんのために筋トレやってるか分からんのよ」と言った。当時体重58kgだった私はベンチプレスで118kgを上げることができた。そのことを伝えるとTはこう言った。

「お前、60kg級で関東学生パワーリフティング大会に出たらデッドリフトとスクワットはさておき、ベンチプレスでは優勝できるぞ」

 これは8月の話だったのだが、自分の大学を学生連盟に登録し、当時所属していたプロレス研究会の後輩と2人で大会に参加。大会当日、ルールがよく分からず足が上がったりしていたため2回連続でファール。120kgで優勝を狙っていたのだが、セコンドについてくれたTが「次の3回目は最後だ。お前が120kgでファールをしない保証はない。ここはとにかく記録を作るべく、アンパイの110kgで行こう」となり、無事成功。結果的にベンチプレスでは関東5位になった。

 しかし、大学を卒業した後、筋トレのツラさに直面する。何しろ終わりが見えないのだ。やり続ければ成長するのだが、筋トレはわざわざジムに通う必要があるし、食事も高たんぱく・低脂肪のものが推奨される。

 このストイックな生活がキツくなったため、「えぇい、やめるわ!」と決断してから細くなっていく我が身体を嘆きつつも、終わりの見えない筋トレを辞めたことは清々しく感じた。

 しかし、50代になり、弱い身体では何が起こるか分からない。海に落ちるだけでなく、ゴミ捨てでも苦労をするかもしれない。だからこそ、ジム通いを始めた。さらに、「半隠居生活」ともいう状況にある私は、やることがあまりない。だからこそ、ルーティンを作ることが重要なのでジムに通うことにした。

 実際、ジムに行くと高齢者がウォーキングマシンで歩いていたり、他の会員と談笑したりしている。私もその輪に入れるかは分からないが、せっかく開始したジム生活、筋肉の成長と人間関係の広がりを目指し、惨めなオッサンはなんとか頑張ろうとしているのである。

ネットニュース編集者・中川淳一郎(筋トレ中)

デイリー新潮編集部

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。