かつて「冬季五輪」で“アメリカ人を熱狂”させた日本人選手がいた…「浅田真央さん」でも「荒川静香さん」でもない「ファビュラスなスケーター」とは?

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後継者・坂本花織選手の活躍に期待

 私自身、金メダルには到達しなかった伊藤みどり選手は惜しかったな、と思ったものの、とにかくアメリカ人は伊藤さんのことを絶賛し続けたのである。伊藤さんは銀メダルを獲得したのだが、2つ目のコメントをした男は「あのふくらはぎの素晴らしい鍛えられ方を審査員は理解していない。そこも加味したらミドリ・イトーが金メダルだった!」などと言うほどである。

 伊藤選手の演技については、CNN系列のチャンネル・TNNの五輪関連番組の宣伝CMでも使用されるほど、その回転と笑顔はアメリカ人の心をわしづかみにしたのであった。それだけの高い評価を伊藤さんの鍛え上げられたふくらはぎが得たのだろう。

 そして、今、なぜこの話をするかといえば、日本のエース・坂本花織選手が、伊藤さんの系譜を継いでいると感じるからである。坂本選手は25歳。いよいよ、五輪の金メダルも見えてきたが、34年前の伊藤さんに対するアメリカ人の高い評価が今回、坂本選手に対してイタリアの地で炸裂するのではなかろうか!

 フィギュアスケートという競技は、技だけでなく、総合的な見た目も含めて評価の判断基準となる。伊藤さんが1992年にアメリカ人から高く評価されたのと同様に、坂本選手が頂点に立つのを私自身は心から楽しみにしている。

ネットニュース編集者・中川淳一郎

デイリー新潮編集部

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