元アイドルが芸能プロ「社長」「副社長」に異例の就任 スカウト数は3倍超に…会社を動かす「現場感覚」
アイドルグループやグラビアアイドルを手がける芸能プロダクション・シャイニングウィルの代表取締役社長に元アイドルの百川晴香(30)、さらに副社長に宮内桃子(年齢非公表)が就任し、大きな話題を呼んでいる。
【写真13枚】アイドル時代の百川社長&宮内副社長 事務所の取締役になるとは想像もできない?
トライストーン・エンタテインメント社長の小栗旬(42)、サンミュージック社長のブッチャーブラザーズ・リッキー(岡博之=67=)の例はあるが、女性の元アイドルが事務所の2トップに就任するのは、日本の芸能界で初めてだ。
シャイニングウィルは03年に設立され、今年24年目を迎える中堅の芸能プロダクションだ。これまで日本テレビ「進め!電波少年」でマスコット的存在だった電波子(現・滝島梓)や時東あみ(現・時東ぁみ)、篠崎愛ら多数のアイドルを輩出してきたことで知られる。
現在は、21年に結成された女性アイドルグループのBety(ベティ)が活躍しているが、今回、社長に就任した百川は元リーダーで、宮内もメンバーだった。現会長の高橋盛弘氏は、2人の就任の経緯について次のように語る。
「20数年、プロダクションをやってきて思ったのは、やはり時代が大きく変わったことでした。僕も、もうすぐに60歳になりますが、彼女たちのパワーには敵わないことを実感します。そこで今後、事務所を大きくしていくことを考えたら、彼女たちに経営を任せるのも一つだと思ったんです。もちろん、いきなりは大変なので、2年間は会長としてサポートしていきますが、その後は引退してもいいと考えています」
「候補がいなかったら次は私がやりたい」
新社長の百川は、アイドルユニット「全力少女R」のリーダーを務めたのち、グループ立ち上げと共にBetyに参加した経緯の持ち主。俳優としては、2014年公開の映画「カマトト」で主演したほか、「東京闇虫パンドラ」や「黒看」「劇場版ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン」などにも出演してきた。
副社長として百川をサポートすることになった宮内は、2015年に神奈川県・川崎市を中心に活動する“ご当地アイドル”「川崎純情小町☆」で活躍したのち、2年間、Betyのメンバーとしてキャリアを積んだ。また映画「万引き家族」、テレ朝「ドクターX~外科医・大門未知子」などにも出演し、女優としても活動してきた。
当人は今回の就任をどう考えているのだろう。新社長の百川によると、高橋氏から提案を受けたのは2025年の初めだったという。
「以前から事務所の今後について、次の社長は誰がやるんですか? って聞いていたんです。で、もし、候補がいなかったら次は私がやりたいと、かねてより何度も伝えていました。ちょっと生意気に思われるかもしれませんが……。ですから社長の話が出てきた時も『やりたいです』『頑張ります』と言いました」
と苦笑する百川。社長になりたかった理由は「何でも自分で判断できるようになるから」だそうだ。
そんな百川を高橋会長はこう評する。
「考えが鋭いというか、意外に頼りになるんですよ。性格が図太い。芸能プロには女性の経営者が多くいますが、その人たちを見ていると、やはり素質というか要素があるんですね。そんな部分も考慮していくと、彼女の才能に賭けてもいいんじゃないかって思うようになったのです」
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