批判の集中砲火を浴びても“彼女たち”が市長の座にこだわる理由とは…「田久保眞紀氏」「小川晶氏」と高市首相との“決定的な違い”

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サッチャー首相の「気配り」

 まさに“鉄の女”と呼ばれたように、サッチャー氏の「強さ」は人気の源泉だった。しかし碓井教授は「当時のイギリス世論は『サッチャー首相は細やかな気配りのできる政治家でもある』という点も高く評価していたのです」と指摘する。

 サッチャー氏は1979年から1990年までイギリス首相を務めた。そして高市首相が尊敬する政治家として真っ先に名前を挙げることでも知られている。

「大前提として、他の女性リーダーと同じように高市さんも国民から改革の断行を期待されています。そして改革を成し遂げられるリーダーシップの持ち主であるとも評価されているわけです。しかし高市さんは強いというイメージだけの政治家ではありません。要所要所では必ず笑顔を浮かべる姿は印象的ですし、メイクの専門家からは『メイクがナチュラルなものに代わり、柔らかく優しいトーンを演出することに成功している』との指摘が出ています。高市さんの強さと優しさのバランスに国民が歓迎していることが分かるわけですが、翻って田久保さんや小川さんのリーダー像に、こうしたバランスは垣間見えたでしょうか。このバランスの問題をさらに深めていくと、新しい“日本型リーダーシップ”が見えてくるかもしれません」(同・碓井教授)

女性リーダーに対する不満

 日本人は「潔い出処進退」を重視していたにもかかわらず、最近の男性リーダーは、地位にしがみつくかのような振る舞いが目立っていた。

 しかし女性リーダーでも同じではないかと受け止めた国民は、どういう反応を示したのか……。

 第1回【“ホテル密会”に“学歴詐称”でも出直し選挙に出馬する「女性市長」……“潔い引き際”よりも“堂々と反論して辞職しない”が支持される時代とは】では、絶対に辞めない女性リーダーが出現した背景について詳細に報じている──。

デイリー新潮編集部

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