「育てていたら最下位になる」 巨人・阿部監督、衝撃の「育成放棄」発言のウラで、藤川阪神は「生え抜き1億円プレーヤー」が史上最多に 同世代指揮官の“根本的な違い”
球団創立90周年の節目の年だった2025年シーズンで、NPB史上最速リーグ制覇を果たした阪神が大盤振る舞いである。今オフの契約更改で、1億円突破プレーヤーが17人も誕生する見通しだ。スター選手の指標でもある「年俸1億円」は、これまで巨人(2005年)、ソフトバンク(2018、2025年)の14人が最多だったが、それを上回る。しかも、そのうちほとんどが生え抜き選手だ。藤川球児監督(45)政権下の阪神が、日本プロ野球界の中心に躍り出てきたと言っても言い過ぎではないだろう。一方、長年、球界の盟主の座にいた巨人・阿部慎之助(46)政権はどうか。同世代の両者を比較すると、チーム作りの「差」がはっきりと見えてくる(金額はすべて推定)。
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才木は1億3000万円増
阪神の勢いがオフになっても止まらない。年末の12月26日、今季最優秀防御率のタイトルを獲得した才木浩人投手が契約更改交渉に臨み、2億5000万円でサイン。前年から1億3000万円増の大幅アップである。近本光司の5億円、大山悠輔の3億4000万円に続き、2億円超えの選手だけでも、投手は、西勇輝(3億円)、村上頌樹(2億3000万円)、岩崎優(2億円)、石井大智(2億円)、野手も中野拓夢(3億円)、森下翔太(2億1000万円)とズラリと並ぶ。
1億円プレーヤーの半数近くは20代
阪神では今季、本塁打、打点の2冠に輝いた佐藤輝明の更改がまだだ。2025年のMVPの年俸は、1億5000万円から大幅アップし、3億円の大台に乗ることは確実である。佐藤まで含めれば、先に述べた通り、阪神の1億円プレーヤーは17名となる見通しで、NPBの歴史上、最多の人数を更新する。
特筆すべきは、「生え抜き」を手厚く評価したことだ。前年比のアップ額は村上が1億5000万円、石井は1億1800万円、中野が1億5500万円、森下も1億3200万円。森下に至っては、プロ入り4年目での2億円プレーヤーとなり、ダルビッシュ有や大谷翔平(共に日本ハム)、牧秀悟(DeNA)の昇給ペースと肩を並べた。
1億円超の17選手のうち、他球団からの移籍組は、2018年オフにFAで獲得した西と、2022年オフ、現役ドラフトでソフトバンクから移籍した大竹耕太郎投手、今オフに日本ハムからトレードで入った伏見寅威捕手くらい。12球団屈指の「生え抜き重視」球団となった。
しかも、
「そのうち半数近くの8名は20代。これからまだまだ伸びが期待される選手たちです」(阪神担当記者)
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