Netflix「ラヴ上等」が大ヒット ネット上で「ヤクザテラスハウス」との投稿が相次いでいるワケ

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男性ヤンキー陣がドン引き

「エピソード4では、女性参加者同士が水をかけ合い喧嘩寸前という危機的状況になります。これが強烈な印象を残し、男性ヤンキー陣が思わずドン引きする場面も。さらには、女性が発した『水はヤベェだろ』というフレーズが、SNSでバズる現象まで起きています。このようなメンツをかけた喧嘩に加え、学ラン、シャコタン、暴走族などの“ヤンキー文化”は日本で定着しています。また、『湘南純愛組!』『ビー・バップ・ハイスクール』『ドロップ』など、不良ヤンキー漫画の歴史を持つ日本ならではの作品として、『ラヴ上等』を位置づける見方もありますね』(前出のテレビ誌ライター)

 主題歌として使用されているglobeの12thシングル「Love again」が、ヤンキーの恋模様を想像以上に盛り上げているのも見どころ。そのような“異色”の恋愛リアルショーではあるのだが、どこか既視感を覚えてしまうのはなぜなのか。

 まず、2009年から放送されたアメリカの「ジャージー・ショア ~マカロニ野郎のニュージャージー・ライフ」に発想が類似しているとの指摘がある。夏のニュージャージーを舞台にイタリア系アメリカ人の男女8人が、共同生活を送るなかで起きる喧嘩、友情、恋愛模様を描いた全米視聴率No.1のリアリティーショー。ぶっ飛んだキャラクターは米国版ヤンキーそのものだった。さらには、こんな指摘も。

「表向きMEGUMIがプロデューサーということですが、実際にはNetflixのプロデュースチームが大きく関与しています。このチームのトップはフジテレビで放送されていた『テラスハウス』シリーズを手掛けた人物。Netflixでも『ラヴ上等』のほか、姉妹番組とも呼べる恋愛リアリティシリーズ『ボーイフレンド』シーズン2が、 1月13日から全15話4週連続で配信されます。エグゼクティブプロデューサーは同一人物で、スタジオ出演者としてMEGUMIもキャスティングされています」(フジテレビ関係者)

 どおりでネットでは「ラヴ上等」のことを「ヤクザテラスハウス」と呼ぶ投稿が相次いでいるわけだ。フジで放送されていた「テラスハウス」をはるかに上回る予算を投入しているとみられる「ラヴ上等」。音響、映像、編集も昔の「テラスハウス」を凌駕するクオリティーであるのも納得だ。ただ、こうしたヤンキー路線が定着するかは不透明だ。

「アジアの各地域で支持されているといっても、これが全世界規模に広がるかどうかはわかりません。ネットの反響を見ると『ヤンキーは迷惑な行為をしてきた』『参加者の経歴が悪すぎる』『ヤンキーは恐怖そのもの』などのコメントもあります。“ヤンキー肯定論”に傾きがちな『ラヴ上等』の内容に、疑問を投げかける声が出ているのも事実です」(前出のフジテレビ関係者)

 果たしてヤンキー文化は世界を席巻するのだろうか。

デイリー新潮編集部

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