捨てるなんてもったいない? 咳が気になる季節に「みかんの皮」 台湾在住料理家が教える意外な活用術とは

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“みかんの皮”という身近な素材の可能性

 乾燥・熟成させたみかんの皮は、煮出す以外に料理にも使える。例えば、消化に良い大根と合わせたスペアリブスープは、胃腸をいたわる冬の滋養食となる。

 今回は、陳皮と大根の相乗効果で喉と胃をケアする、おすすめの台湾料理を紹介したい。

陳皮蘿蔔排骨湯(チェンピールォボーパイグータン)
陳皮と大根のスペアリブスープ

材料 2~3人分
陳皮……10グラム度
大根……250グラム
スペアリブ……300グラム
しょうが(皮付き・うす切り)……3枚
水……700ミリリットル
酒(台湾では米焼酎)……大さじ1
塩……小さじ2/3

下準備
スペアリブは熱湯で3分ゆで、水でよく洗い、ざるに上げて水気を切る。
大根は皮をむき、食べやすい大きさに切る。
陳皮はさっと洗っておく。

作り方
(1)鍋にスペアリブ、大根、しょうが、水を入れて沸騰させ、気になるようならアクを取る。
(2)少しずらして蓋をして、中火に近い弱火で30分ほど煮る。
(3)米焼酎と塩、陳皮を加え、さらに10分ほど煮て完成。食べるタイミングで陳皮は取り出す。

 この陳皮蘿蔔排骨湯以外にも、陳皮を豚の角煮などに加えれば味が締まり、脂は軽くなる。みかんをよく食べるこの季節、皮をすぐ捨ててしまうのは少し惜しいと感じるはずだ。

 農薬の心配のない安全なみかんを選んで、加熱しながら乾かせば、不調の緩和から料理のアレンジまで、暮らしの中で役立つ場面は思いのほか多いかもしれない。

取材協力/黄奎曄(こう・けいよう)院長|良元中醫診所(台北市)
(義守大学 学士後中医学士)
馬偕医院検驗科勤務を経て中医へ転向。高雄長庚医院・恩主公医院 中医部研修。米国Clean Needle Technique(CNT)取得。良元中醫診所 院長、仁人中醫診所 専任医師を歴任。

取材・文・レシピ/小河知惠子 
(台湾料理研究家/ライター)
台湾料理好きが高じて、2019年から台北在住。台湾の調理師免許「中餐烹調丙級技術士」を取得。著書に『あっさり軽やか。台湾家庭の毎日ごはん』(日東書院本社)、『秘密にしたい!台湾の本当においしいお土産』(辰巳出版)など。

デイリー新潮編集部

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