2026年こそプッシュプッシュで「紅白初出場」なるか? 「鬼レンチャン」で話題「徳永ゆうき」がマジメに語る“演歌の魅力”
幼少期から演歌ファン
徳永の本職は、演歌歌手。大阪出身の徳永は、奄美大島出身の祖父と両親の影響で、幼少のころから演歌と歌謡曲を聞いて育った。
「自分の周りでは色々なジャンルの楽曲が溢れていましたが、どういうわけか、僕にとって演歌が一番、居心地がよかったんです(笑)。子どものころは、歌詞の中身までは理解できませんでしたが、演歌と昭和歌謡の持つ曲の流れやメロディラインに、どことなく落ち着く自分がいました(笑)」
初めて覚えたのは千昌夫の「北国の春」。父がよく歌っていたので、気づいた時には普段から口ずさむように、そして一緒に歌うようになっていたという。
「『北国の春』もそうですが、北原謙二さんの『ふるさとのはなしをしよう』など、故郷を思う歌詞は、自然と入ってきましたね。演歌には大人のドロドロした恋愛を描く詞もありますけど、故郷を思う歌詞って、やっぱりいいなあと思います」
2012年「NHKのど自慢チャンピオン大会2012」でグランドチャンピオンを受賞すると、翌年「さよならは涙に」で、18歳にして全国デビューを果たす。幼少期に「北国の春」を歌っていたころから、演歌の命でもあるコブシはしっかり回っていたという徳永に、大きな変化があった。
4枚目のシングル「函館慕情」(2016年)で作曲を担当した水森英夫氏からレッスンを受けた時のこと。「コブシが回りすぎているよ」と注意を受けたという。
「演歌でコブシというと、拳を握りしめて歌う姿を想像する方が多いかもしれません。ですが、正確には“小節”と書くように、小さな音程を上下させてアクセントにする、独特の歌唱表現です。僕にはそれまで師匠もいないし、好き勝手に自分流で歌っていたから、水森先生に指摘されて初めて気づきました。コブシを回し過ぎると、ガヤガヤしてしまいうるさい。歌詞がすっと入ってこないのです」
水森氏に指導されたのは、「コブシは料理の調味料と同じ。入れすぎると味が濃くなってしょっぱいし、少ないと逆に物足りなくなる。どれくらいの量が適切なのか、歌詞を十分に意識して歌わないといけない」ということだった。
「演歌は日本語の美しさや、日本独自の表現を伝えるものです。大切なことはそれをしっかりと聴く人に伝えることなんだと教えていただきました。どの年齢になるかは人によって違うでしょうが、誰でもある年齢になると、“ああ演歌っていいなぁ”と感じる時が来ると思うんです。コブシやがなりなど、演歌独特の歌唱技法が詩に書かれた場面や状況を伝える、そんな演歌の魅力に改めて惹かれました」
カラオケでマイクを握るとき、本人に似せようと無理な歌い方をするより、歌詞を丁寧に伝えるように歌うことが大事なのかもしれない。
【第2回は「演歌歌手「徳永ゆうき」が明かす鬼レンチャンでブレイクするまで 俳優業に挑戦も大物監督から「コケるシーンにOKが出なくて…」」国民的映画監督から直接受けた指導とは】






