孤島に女1人と男33人「アナタハンの女王」の晩年 義理の娘が明かした“忘れられない一言”とは「人間は死ぬと…」

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 サイパン島から北へ約150キロに位置するアナタハン島は、面積30平方キロの小さな島である。太平洋戦争中の昭和19(1944)年7月、サイパン島守備隊が玉砕し、アナタハンには33人の日本人が取り残された。その中にいた唯一の女性が、当時24歳の比嘉和子さんである。彼らが救出されたのは7年後の昭和26(1951)年。孤島の“女王”をめぐる殺し合いの果てに、男性は20人に減っていた。

 昭和史の中でもひときわ奇怪な「アナタハンの女王事件」。帰国した比嘉さんが昭和49(1974)年3月に死去した15年後、義理の娘や元同僚は「週刊新潮」の取材に対し、比嘉さんの素顔を語っていた。...

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