「おぢから大金をだまし取りつつ恨まれない方法」…中年男性を喰いモノにした「頂き女子りりちゃん」事件をビジネス的観点から読み直す

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 戦後日本のさまざまな「揉め事」を振り返りつつ分析する「揉め事の研究」。今回取り上げるのは「頂き女子りりちゃん」事件である。批評家の篠原章氏は、犯罪の悪質性うんぬんを抜きにして、りりちゃんのマニュアルには文筆業の先輩として、ある意味“感心”せざるを得なかったという。

(全2回の第1回)

 2023年から24年にかけて、各種メディアで大きな話題を呼んだ「揉め事」のひとつに、「頂き女子りりちゃん」の事件がある。

 この事件は“頂き女子りりちゃん”を名乗る若い女性(1998年生まれ)が、甘言を弄して中高年男性(りりちゃん用語では「おぢ」)の心を操り、彼らから多額の金銭(裁判では3人の男性から総額1億5500万円と認定)を詐取し、それをホストクラブでの遊興に宛てたことで知られる一種のロマンス詐欺事件である。...

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