東大生ランナーが箱根駅伝に“2度目の出場” 「秋吉拓真選手」が高3夏まで部活を続けながら“東大に現役合格”を果たした秘訣
継続力で学校では学年1位
競技においては自身の実力不足を感じる場面もあった秋吉選手だが、学業面では入学から安定した成績を残した。
「週3回のクラブ活動と並行しながら、定期テストに向けた勉強に取り組むだけだった」と謙遜気味に振り返るが、入学から高校1年の終わり頃までは、毎回のテストで学年1位を記録。中学3年生の頃から英語、高校からは数学と化学の塾に通ったそうだが、学校の勉強を休まずに取り組み続けたことが、結果的に早めの大学受験対策につながり、進路選択にも有利に作用した。
「小さい頃から物作りに関心があった」と話す秋吉選手は、高校2年生の進路選択のタイミングで迷わずに理系を選択。
中学受験を失敗した時に慰められた両親の言葉や、勉強も陸上も順調に成長を続ける自信を“過大評価”し、「このまま頑張れば、東京大学のユニフォームで箱根駅伝を走れるかもしれない」と思ったことが、東大合格への思いを後押し。
秋吉選手は部活を終えた後に、学校の自習室で3時間ほど勉強に励んだ後に帰宅する流れが習慣となり、勉学とスポーツの双方で日に日に実力を高めていった。
勉強をやり切ったと思えることが大切
高校3年生の夏に部活を引退。その後は毎日予備校の自習室に出向き、これまでの基礎的な勉強に加えて、過去問題の演習にも取り組んで本番に備えた。
「夏に受けた模試ではB判定でしたが、秋にはC判定に落ちてしまって。当時はそれなりに落ち込んだような気がしますが、今思うと目先の結果に一喜一憂するよりも、本番を終えた時に『やり切った』と思える自分でいることが大切だと思っていて。悪い部分は修正して、前向きに進めば良いのかなと思います」
やがて迎えた本番では、秋吉選手が「先に合格を掴むと自分の気持ちが揺らいでしまう」のではと考え、東京大学の単願出願を決断。
「もし、落ちてしまったら、浪人して再チャレンジすればいい」と背水の陣を敷く状況の中、見事に合格を掴み取った。
第2回【箱根駅伝で「東大リレー」を実現させた秋吉拓真選手 “最後の箱根”の先に見据える驚きの“二刀流”進路】では、東大生ランナー・秋吉拓真選手に、大学時代に味わった挫折、初めての箱根駅伝、そして2度目の挑戦を前にした意気込み、さらには将来について伺っている。




