「本塁打は31本」だが「打率は2割2分」 「村上宗隆」に米メディアが下した率直な評価とは 「パワーは高く評価」も「コンタクト率に重大な疑問符が…」

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ポテンシャルはア・リーグ新人王に匹敵?

 ローゼンブルム氏はほかにカイル・シュワーバーとニック・カーツの名前も挙げている。シュワーバーは、今季のナ・リーグMVP投票で大谷翔平に次ぐ2位に入ったパワーヒッターで本塁打と打点の2冠王に輝き、オフにフィリーズと大型契約を結び直した。

 もう一人のカーツは、1年目の今季に117試合で打率.290、36本塁打を記録。151三振と粗さもあったが、満票でア・リーグの新人王に輝いた。もし村上がメジャー投手のスピードにうまくアジャストできれば、カーツに近い数字を残してもおかしくないだろう。

 ローゼンブルム氏は村上について、「25歳という年齢は全盛期に差し掛かる時期であり、調整を重ねて(FAとなる)2028年にはより大きな契約を獲得するチャンスがある。コンタクト率の低さは確かに懸念材料だが、高く評価されるパワーがその弱点を補って余りあるほどである」と締めくくっている。

 村上が結んだ契約内容から、ある程度打てなくてもバッシングの対象となることはないだろう。2年後に村上と対比されるのは、筒香か、ギャロか、それともシュワーバーかカーツか……。来春に村上は船出の時を迎える。

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 関連記事「1軍復帰『村上宗隆』に“外野コンバート”論が強烈に高まる理由 代役三塁手は絶好調 MLB移籍にも好影響か」では、メジャー挑戦に当たり、村上に囁かれた「外野コンバート論」について詳述している。

八木遊(やぎ・ゆう) スポーツライター
1976年生まれ。米国で大学院を修了後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLなどの業務に携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬記事を執筆中。

デイリー新潮編集部

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