「“東京を狙えるぞ”と威嚇してきたともいえる」 四国に迫った中国爆撃機「H-6K」の驚きの攻撃能力 「核弾頭を装着可能なミサイルを6発搭載できる」

国内 社会

  • ブックマーク

 台湾有事を巡る高市早苗首相(64)の発言以降、中国の蛮行が止まらない。

 ***

行動範囲は日本全域

 自衛隊機へのレーダー照射事案が起きてからわずか3日後の12月9日、中露の爆撃機が日本の太平洋上を共同飛行し、四国沖まで展開する異常事態が発生した。防衛省関係者によると、東京から600~700キロの地点にまで迫ったという。

 ロシアの爆撃機と共に飛来したのは、中国の長距離戦略爆撃機「H-6」の最新鋭派生型「H-6K」だった。

 軍事ジャーナリストの世良光弘氏はこう解説する。

「もともとはロシアの『ツポレフTu-16』をライセンス生産して発展させた機体で重量、飛行距離、コクピットのデジタル化など改良に改良を重ねています。行動半径は約3500キロで、中国本土から飛び立ったとして日本全域、米国グアム、ハワイまで範囲に収めることになりますね」

次ページ:「CJ-20」を最大6発搭載可能

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。