「おこめ券は必要ないかな」 鈴木農水相の地元から不満の声 一方「現場第一主義でマメな人」との評価も

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後援会関係者は「おこめ券は必要ないかな」

 現場第一主義であるにもかかわらず、おこめ券の現場での不評には気付かなかったようだ。

 後援会関係者はこう苦言を呈する。

「前から“備蓄米の放出は自分だったらやらない。おこめ券でなんとかしたい”と言っていたよね。でも、このあたりだとコメに不自由している人はいない。おこめ券は必要ないかな」

 これまでエリート街道をひた走ってきた鈴木氏。大臣就任会見では、山形県産のブランド米「はえぬき」にちなんで自身を農水省出身の「はえぬき大臣」だと胸を張った。だが、コメの価格対策に失敗すれば周囲の評価が一変すると、肝に銘じるべきだろう。

 前編では、鈴木氏の父親が、かつて新聞や週刊誌をにぎわせた会社に役員や社長として名を連ねており、JA福島信連を相手取り訴訟を起こしていた過去について報じている。

週刊新潮 2025年12月25日号掲載

特集「開成高→東大法学部卒の超エリート 鈴木憲和農水大臣がひた隠す『父親』の怪しい経歴」より

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