青井実アナ「イット!」降板 鳴り物入り起用から2年で卒業の「パワハラ」ではない深刻な事情とは
フジテレビ夕方の報道番組「Live News イット!」が来春リニューアル。それに伴い、青井実キャスター(44)が降板することが報道された。その理由とは――。
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そもそもNHKの局アナだった青井アナがフリーになって「イット」のキャスターに収まったのは2024年4月。「明るく爽やかで安定感を併せ持つ」ことが起用の理由として発表されたが、その評価はまもなく変わった。
青井アナは同年5月ごろ、番組の演出をめぐりスタッフを強い口調で叱責、10月ごろには速報ニュースの対応をめぐり不快感を示し、自身がつけていたピンマイクをキャスター台にあった箱に乱暴に放り投げるなど“不適切な言動”があったとして番組内で生謝罪することになった。
デイリー新潮は4月16日配信の「『年内降板説』も フジ『イット』青井実キャスター・パワハラ問題で『被害者にあり得ない対応をした』プロデューサーを懲戒処分」で、青井アナがパワハラ問題で降板する可能性を報じていた。しかし、前出の関係者は言う。
「降板の理由はパワハラではないと聞いています」
聖域なき降板
祖父が商業施設・丸井の創業者という御曹司として知られる青井アナは、NHK時代、親族が経営する企業の役員を務めていた。しかし、NHKでは上司の許可を得ることなく副業で報酬を得ることが禁じられていたため、そのことを咎められると、当時、担当していた「ニュースウオッチ9」のキャスターを降板、そのままNHKを退局してしまった過去がある。そっちの問題だろうか。
「フリーアナなので、そうした副業規定はありません。彼が降板するのは、あくまでもフジの“聖域なき改革”のためだそうです」
フジでは中居正広氏による性加害問題を契機に、現在も社内改革が進められている。ただしそれは、社内の風土や意識についての改革ではなかったか。
「もちろん信頼回復のためにそうした改革も行っていますが、経営にも目を向けなくてはならない。中居問題への対応のまずさからスポンサー離れを呼んだフジですが、今も広告収入は完全に回復してはいません。加えて、視聴率もふるわないという悪条件が重なっています」
デイリー新潮は11月7日配信の「視聴率0%台…『とれたてっ!』が大コケで招く“負の連鎖” 夕方ニュースも共倒れの深刻度」で、朝8時15分からの「サン!シャイン」に始まり、「ノンストップ!」「ぽかぽか」「旬感LIVE とれたてっ!」(関西テレビ制作)、そして「イット」まで続く情報番組や報道番組に、視聴率不振の負の連鎖が続いていると報じた。
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