37歳プロレスラーに「結婚するならこの人」と思わせた彼女の行動

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家族になる未来

 同年9月から翔太さんは海外に武者修行へ。出国ゲートでまるでアニメのように大泣きしながら大きく手を振る彼女を見て、「結婚するならこの人」との思いを強めた。少し前まで恋愛にも結婚にも無頓着だった彼女も「彼と家族になる未来が想像できた」という。

 旅行好きの二人は25年3月、函館へ行くことに。求婚の予感がした彼女は「そういうつもり?」と尋ねる。「まあまあ」と思わせぶりな彼。彼女は楽しみに待つことにした。ところが2月14日、バレンタインチョコを渡すと彼が小箱を差し出した。「お返しの高級一粒チョコ?」と思ったのも束の間、彼が包装を解いてパカッと開く。プロポーズリングを取り出して「今年中に結婚しよう」。旅行をフリにしたサプライズだった。

 交際開始記念日の5月25日に入籍。翔太さんは米モニュメントバレーで見た地平線の丸さと、実際に「シーン」と聞こえた静寂を彼女にも感じてもらいたいと、二人で訪れるのが夢。

 ひかりさんは「普通の幸せをつかませてほしい」と彼に願う。子どもが生まれて一緒にファミレスに行くような普通の幸せを一つずつ実践し、「年を取ったら世界一周クルーズに行こうね」と約束している。

週刊新潮 2025年12月18日号掲載

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