オーナーが知らなかった“極秘裏”の交渉も…誰もがあっと驚いた「プロ野球史上最大級の大型トレード」

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 近年のトレードは1対1、または1対2の交換というパターンがほぼお約束になりつつあるが、かつては両チームとも2人以上の選手を出し合う総勢5人、6人規模の大型トレードも珍しくなかった。誰もがあっと驚いた世紀の大型トレードを振り返る。【久保田龍雄/ライター】

 まず1975年オフ、阪神と南海との間で、江夏豊、望月充、佐藤昭治と江本孟紀、長谷川勉、池内豊、島野郁夫の3対4のトレードが成立した。

 73年にリーグ最多の24勝を挙げた江夏はその後、左腕の血行障害が深刻化し、74、75年のいずれも12勝に終わっていた。...

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