11年かけて新三役昇進、優勝2回 “41歳”の最年長関取「玉鷲」が若々しい相撲を取り続ける秘密は「お菓子作りと手芸」【令和の名力士たち】
東西横綱が揃い、若手力士の躍進もめざましい大相撲。令和の相撲人気は高止まりを続けているが、いつの世も真に人を魅了するのは、力士たちの磨かれた技と個性だ。ノンフィクションライターの武田葉月氏が、注目すべき現役力士たちを紹介するシリーズ「令和の名力士たち」。第5回は連続出場記録で2026年度のギネスブックに掲載された最年長関取、41歳の玉鷲が登場する。
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令和7年大相撲九州場所は、千秋楽に横綱・大の里が急遽休場。横綱・豊昇龍と関脇・安青錦との優勝争いに注目が集まる中、後半戦の最初に珍しい一番が組まれた。...

