山本由伸に佐々木朗希… WBC出場が「厳しい」といわれる6人のメジャーリーガーの名前
“ルーキー”三人の参戦は「望み薄」
連覇に弾みをつける存在として、“ルーキー”三人の名前も挙がる。
ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す巨人・岡本和真内野手(29)、ヤクルト・村上宗隆内野手(25)、西武・今井達也投手(27)だ。
「岡本選手だけがWBCへの出場意思を示していますが、いかんせん三選手ともまだ移籍先が決まっていない。メジャー1年目であれば、春季キャンプでのアピールは欠かせず、また新球団の意向に従う面も多くなります。ルーキー事情を勘案すると、彼らの参戦は現状“望み薄”といえるでしょう」(元メジャーリーガーで野球評論家の川上憲伸氏)
ちなみに渡米1年目にもかかわらずWBCに出場した吉田正尚のケースは例外だったそうで、
「レッドソックスのキャンプ地が決勝ラウンドと同じフロリダ州内だったことに加え、5年総額9000万ドル(約140億円)という大型契約を結ぶほど、チームの彼に対する信頼が厚かったことが背景にあります」(福島氏)
もう一人、気になるのが、今オフにオリオールズからフリーエージェント(FA)となった菅野智之投手(36)の動向だ。
「本人は“ラストチャンス”だと参加に前のめりですが、熾烈(しれつ)なローテーション争いに備える身となってしまった。悔しいでしょうが、侍ジャパン入りは微妙な状況にあります」(前出の記者)
選手の思いと球団事情が交錯し、最終選考までに波乱はまだありそうだ。
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