ドジャース「山本由伸」WBC出場はあるか 今季は“昭和の高校球児”のように酷使されたが…それでも元プロ投手が「山本投手なら必ず期待に応える」と語る理由

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 ドジャース専門サイト「ドジャーブルー」は12月3日、Xにワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に関して非常に興味深いポストを投稿した。《山本由伸、大谷翔平、佐々木朗希がWBCに出場することにドジャースは懸念を抱いている。だが、彼らへのサポートをチームが止めることはない》──。

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 担当記者は「大谷選手は11月24日、WBC参加を発表しました。ただし、二刀流での出場をドジャースが認めるかどうかは今のところ未定です」と言う。

「大谷選手が打者だけの“一刀流”になる可能性も取り沙汰されており、だからこそ野球ファンの間では山本投手に期待する声が多いのは事実です。果たしてドジャースが参加を認めるか否かが焦点ですが、もう一つ別の懸念もあります。山本投手はメジャーリーグの長いシーズンを先発投手として投げ抜き、さらにポストシーズンでも獅子奮迅の活躍でした。特にワールドシリーズでは第2戦で完投勝利、第6戦では6回1失点で2勝目、さらに第7戦では中0日で9回途中から救援のためマウンドに立ち、11回まで0封で投げ抜いて3勝目を挙げました。胴上げ投手とシリーズMVPの栄誉に輝いたのは当然ですが、肩が酷使されてしまったのではないかとドジャース内部でも心配する声があります」

 野球解説者の前田幸長氏はロッテ、中日、巨人の3球団で投手として活躍。先発、中継ぎ、クローザーの全てを経験した。佐々木にとってロッテの先輩投手にあたる。

 また2008年には渡米してレンジャーズとマイナー契約を結んだ。3Aオクラホマで36試合に登板したため、アメリカの野球事情にも詳しい。

山本の体調は万全!?

 前田氏は入団1年目の春季キャンプで早くも左肩を痛めてしまったという。その後も様々なケガや体調不調に悩まされたが、ある時は治療したり、ある時はごまかしたり、様々な手を駆使して投げ抜き、20年近く投手として活躍した。

 投手のケガや対処法について豊富な知識と経験を持つ前田氏は「確かに今季の山本投手ほど投げた経験は、私にもありません」と言う。

「正確に言えば、プロ選手としては経験したことがありません。ただ高校生の時は甲子園に出場したこともあって滅茶苦茶に投げさせられました。そう考えると、今季の山本投手は“昭和の高校球児のような投げ方をさせられた”と言えるのかもしれません。とはいえ、今の山本投手は全く問題ない体調である可能性が高いと考えています。肘にも肩にも下半身にも違和感のようなものはないでしょう」

 山本がオリックスに入団したのは2017年。翌18年から1軍のマウンドに上がり、このシーズンはセットアッパーとして才能を開花させた。そして、その後は日本を代表する先発投手として豊富な経験を積み重ねていることはご存知の通りだ。当然ながら山本は体調管理のノウハウも熟知している。

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