雅子皇后、62歳誕生日で「皇室外交」本格復帰へのプロローグ 新年に「高市首相」との対面を控え「女性活躍社会」実現へ意欲も
ファーストコンタクト
初の女性内閣総理大臣として日本の政治史に名を刻むこととなった高市首相と雅子さまが“公式な場”で顔を合わせる「ファーストコンタクト」は、年明けの新年祝賀の儀とみられる。祝賀の儀は憲法で規定された国事行為に当たる儀式であり、皇居の宮殿にある松の間で三権の長や皇族方が天皇皇后両陛下にご挨拶するものだ。既出の宮内庁関係者はこう語る。
「ハーバード大卒の才媛で、語学力や国際感覚に秀でており、りりしい笑顔と颯爽としたスーツ姿から“バリキャリ”(筆者注=バリバリのキャリアウーマン)とも称されながら、歩み始めたばかりだった外交官のキャリアを投げ捨てられた雅子さまは当時、いまだ実現には程遠い男女平等の日本社会の実現を予感させるご存在だったはずです」
厚生労働省の統計では、日本の女性管理職の割合(2013年度)は12.7%。主要先進国の中では最下位レベルにある。政府が近年、「すべての女性が輝く社会」との“お題目”で掲げている女性活躍社会が現実のものとなるには、まだまだ時間がかかるだろう。宮内庁東宮職の元首脳は、こう語った。
「少数与党というハンデは背負いましたが、名目だけと言われる男女共同参画社会の歴史に風穴を開けた高市総理の誕生は、皇后陛下の完全復活に向けた最終段階とでも言うべき“皇室外交”へのご意欲に、再び火をつける大きなきっかけとなるかもしれません」
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