「昔は20代で年収1000万円を超えたが…」 藤本アナも“卒業”で止まらない「フジ女子アナ」連続退社 背景に“過酷な労働事情”が

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フリーになった先輩アナは楽しそう

「局側のアナウンサーの起用法にも問題があると思います。たとえばフジは、今年は4人の新人を採用しましたが、優れたスキルを持ち、視聴者からも好かれる、“数字の取れるアナウンサー”に成長する人は数えるほどしかいません。極論すれば、そういうアナウンサーが局に5人いれば十分なのです」

 フジには男女合わせて70人近いアナウンサーがいるが、たった5人?

「『めざましテレビ』のメインキャスター・井上清華アナ(30)、夕方の『Live News イット!』のメインキャスター・宮司愛海アナ(34)、この二人がフジの看板アナと言っていいでしょう。最近のテレビ局は、こうした人気アナに仕事を集中させます。アナウンサーにとって華と言えるのが帯の報道情報番組です。つまり、朝と昼前のニュース、昼の情報番組、夕方と夜のニュースです。これはどの局でも同じです。しかし、これに漏れたアナは、帯番組のサポートや提供読みがメインの仕事になる。藤本アナからすると井上アナは同じ年ですが1年先輩にあたり、井上アナがメインを張るうちは脇に回らざるを得ないと考えるかもしれません」

 厳しい世界だ。

「しかも今年、フジは女性アナの退社が相次いでいます。3月末で椿原慶子アナ(40)と永島優美アナ(34)が辞め、藤本アナよりも年下の岸本理沙アナ(26)も6月末に退社しました。フリーになった先輩アナを見回してみれば、アヤパンこと高島彩(46)をはじめ、中村江里子(56)、中村仁美(46)、加藤綾子(40)、平井理央(43)、高橋真麻(44)らも楽しそうにやっている。彼女たちを見たら窮屈なサラリーマンでいることは苦痛に思えてくると思います」

 フリーになって藤本アナは活躍できるのだろうか。

「地上波しかなかった時代に比べ、今はBSとCSに加えて配信もある。イベントなども加えれば、アナウンサーが活躍する場は10倍くらい増えているかもしれません。藤本アナの場合、明石家さんまさんや宮根誠司さんといった、あくの強いMCの隣で出過ぎず大きな失敗もなく務めてきましたし、なにより笑顔を絶やさず楽しそうに見える。万人に好かれるタイプですから、今回の退社もむしろ好意的に捉えられているようです。結構、上手くいくと思いますよ」

 万が一、上手くいかなかったとしても、夫は医師だから生活に困ることはないだろう。脳疲労を溜めない程度に頑張ってもらいたい。

デイリー新潮編集部

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