「あの事件は俺がやった」自称犯人まで現れた「3億円事件」の闇…伝説の刑事が“サンケイ新聞の購読者”を当たった理由

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 昭和43年12月10日に起こった「3億円事件」。事件発生から、時効を迎える昭和50年12月までの捜査日数2555日、捜査費用は約10億円。そして延べ約17万人の捜査員が犯人の行方を追ったが、捕まえることはできなかった。だが、捜査員たちが遺した執念の捜査記録の一部は、今も霞が関の警視庁本部に残されているという。昭和史を代表する重要未解決事件の知られざる裏側――。(全2回の第2回)

「3億円事件は時効になったが、昭和43(1968)年12月の発生から60年間、西暦でいうと2028年まで追跡の手を緩めない方針を警視庁はとっていると聞いたことがある。...

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