100歳の母を殺した長男(79)、近隣住民が目撃していた素顔 「あいさつも会話も拒否している感じ」

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何度か救急車が止まっていた

 かなり時代をさかのぼるが、

「そもそも、一家がここに来たのは45年以上前。関西の方から越してきたと記憶しています。当時、渡部さんは会社勤めをしていました。が、二十何年か前、定年まで勤めることなく会社を辞めたそうなんです。そのときお母さんは“困っちゃうのよねえ”と言っていました。息子の退職と、人付き合いが下手なのを愚痴っていたんです」(前出の近隣住民)

 むろん本気で嘆いているわけではなく、

「息子と一緒にいられる時間が増えて喜んでいる様子もうかがえました。ですがそのやりとりのあとしばらくして、お母さんが外に出ることはなくなってしまった。最近では何度か救急車が止まっていることがあったので、渡部さんかお母さんか、どちらなんだろうと気になっていました。なにしろ、渡部さんも、この辺の人がみんな通っている病院にかかっていましたから」(同)

 渡部容疑者の症状が思い詰めるほどのものだったかは分からないとしながらも、

「79歳で通院と介護をこなすのは大変だろうと心配でした。しかし、こちらから立ち入った話をするわけにもいきませんし……。孤独な介護を一人で抱え込み、限界を超えてしまったのでしょう」(同)

 事件後の室内に立っていた長男の胸に去来したのは、どんな情景だったのか。

週刊新潮 2025年12月11日号掲載

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