大谷翔平「侍ジャパン」参戦表明も…ほかの「日本人メジャーリーガー」の動向がいまだ不透明な理由
大谷に続く日本人メジャーは…
ドジャース・大谷翔平(31)がWBC参加を表明したのは、現地時間(以下同)11月24日だった。自身のインスタグラムで「日本を代表して再びプレーできることを嬉しく思う」と大会を楽しみにしているような書き方だったが、井端弘和代表監督(50)やNPBスタッフたちの表情は冴えない。大谷に追随する日本人メジャーリーガーがなかなか現れないからだ。
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「井端監督は、日本人メジャーリーガーを軸としたチームを編成する予定です」(NPB関係者)
まだ、所属チームとの兼ね合いなどで参加を表明できない選手もいるかもしれない。しかし、前出のNPB関係者によれば、8月下旬には選手招集の窓口でもあるWBCI(WBCの大会運営を手掛ける米国の会社)に書類を送っており、9月初旬には「各球団に日本代表チームが招集の意図があることを伝えた」との連絡をもらっていたそうだ。
「11月13日まで行われていたゼネラルマネージャー会議でも、WBCへの選手派遣に関する質疑が交わされています。開催2日目の12日と最終日の13日、ドジャースのブランドン・ゴームズGMには大谷、山本由伸(27)、佐々木朗希(24)のことを。そしてカブスのジェッド・ホイヤー編成本部長にも『鈴木誠也(31)、今永昇太(32)の大会参加はあるのか』を米メディアが質問しました。ゴームズGM、ホイヤー編成本部長は申し合わせたように、『(本人たちと)まだ話し合っていない』と答えていました」(米国人ライター)
9月に入ってからはポストシーズンマッチ進出を掛けた大一番が続いていた。シーズンの佳境であるため、話し合うタイミングが遅れてしまったのも分かるが、それでも時間が掛かり過ぎた印象は否めない。
「このままでは、井端監督が希望するメンバー構成にならないかもしれません」(前出・NPB関係者)
井端監督は日本人メジャーリーガー全員に「招集の可能性アリ」の通知を行ったそうだ。WBCIに書類を送ったのは8月末時点なので、そのなかには右肘の手術を受けたダルビッシュ有(39)も含まれていたという。日本人メジャーリーガーたちの返答の遅れは大会2連覇を目指す侍ジャパンの「作戦編成」にも影響してきそうだ。
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