「愛子さまは他者へのお気遣いを大切にされる方」 ラオスで愛子さまと接した日本人が感動した理由

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ラオスの歴史の「影」

 ご進講は1時間の予定だったが、

「紀元前後から近現代の歴史まで、内容を詰め込み過ぎたせいで説明に50分もかかり、ご下問の時間が短くなってしまいました」

 と、菊池氏。

「陛下は“質問したらどうですか”といったご様子で、皇后陛下と愛子さまを気遣っておられ、皇后陛下からは遺跡など、古い時代についてのご質問がありました」(同)

 愛子さまはラオスの歴史の「影」の部分に関心を持たれたようだったという。

「ラオスは1960年代~70年代の初めにかけて米軍の空爆を受けていて、多くの方が亡くなるなど、大きな被害が出た地域があります。そうご説明した際、愛子さまから“どのくらいの方が亡くなられたのでしょうか?”といったご質問をいただきましたので、400人以上が亡くなったシェンクワンでの被害などについてご説明しました」(同)

「平和の尊さについてご関心が強いという印象を受けた」

 愛子さまがラオスに滞在されたのは11月17日から22日まで。ご進講中、米軍による空爆被害にご関心を持たれたのは、19日にラオスの不発弾問題について展示している施設「COPEビジターセンター」を訪れる予定が決まっていたからかもしれない。そこで説明役を務めたJICA専門家の鷺谷(さぎや)大輔氏が語る。

「COPEビジターセンターのビデオルームで、パワーポイントの資料をスクリーンに映しながら、ラオスにおける不発弾の深刻な状況と、不発弾除去組織に対する日本政府やJICAの協力についてお話ししました。愛子さまは柔らかな笑顔であられることが多いと思いますが、説明を聞かれている時は真剣な表情をなさり、不発弾を巡る状況を真摯に理解しようとされているように感じました」

 ラオスが空爆の被害を受けたのはベトナム戦争の際。それから半世紀以上がたった今も、国土の広い範囲に不発弾が残っている。

「スライドの最後の方で、戦争が終わっても不発弾のような課題が残るため、すぐに平和になるわけではない、ということを説明している部分があります。それを聞かれていた時の愛子さまの表情、そして深くうなずくご様子から、平和の尊さについてご関心が強いという印象を受けました」(同)

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