“止まらない円安”を前に金融関係者が注目する「高市首相の発言」…識者は「実質的な為替レートは1ドル=270円」「すでに50年前と同水準」と試算

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 第1回【「高市政権」支持率70%超でも…なぜ「円安」が急激に加速するのか 「1ドル=160円」が現実味を帯びる理由】からの続き──。2023年4月9日、植田和男氏が日銀総裁に就任した。翌日、ドル円の為替レートは1ドル132・6円だった。11月25日現在、レートは156円台で推移しており、どれだけ円安が進んでしまったか改めて実感できる。(全2回の第2回)

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 前任の黒田東彦総裁は「金融の異次元緩和」を掲げ、市場に円を大量に流し込む金融政策を採った。...

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