手越祐也、意外(?)に高い同性人気…「声をかけてくれるのは99%男性」 “ミッキーマウス”を目指すワケ
最新ドラマ『ぼくたちん家』(日本テレビ系)をはじめ、バラエティー番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)や『ネプリーグ』(フジテレビ系)など、地上波テレビでも引っ張りだこの手越祐也。最新配信シングル「シルエット」は、LINE MUSICのミュージックビデオ部門で4週連続ヒットするなど、ここへきて音楽面での評価も高まっている。
【写真】TOP20に新旧の楽曲が7作も…「手越祐也」の名が目立つLINEMUSICランキング ほか
インタビュー前編では、「シルエット」をはじめ、再ヒットしている楽曲について熱く語ってもらったが、後編では、彼のファンへの想いを尋ねてみた。また、アイドル路線で世に知られた経歴を考えると意外に思われるかもしれないが、実は手越には男性ファンが多い。そのあたりについても本人の見解を伺っていく。
その前に、彼がこれまで3回出演した松崎しげる主催の音楽イベント『黒フェス~白黒歌合戦~』にて披露した楽曲「この手とその手」について尋ねてみよう。
福島の中高生に歌を作ってプレゼント
同作は、手越の真っ直ぐに伸びる歌声により、離れ離れになる淋しい状況でも、前向きな気持ちにさせてくれるバラードだ。彼が『黒フェス』で歌った時、初めて聞く人も多いはずなのに、ももいろクローバーZのファンも松崎しげるらベテラン好きのファンも聞き入っており、会場中が温かい雰囲気で包まれていたことに何かすごいチカラを感じた。この曲はいったいどういった経緯で作られたのだろうか。
「『この手とその手』は、僕が2021年から行っている『手越村プロジェクト』がきっかけとなって生まれました。これは震災で被害を受けた福島県の郡山市で中高生と一緒にお米作りを行うもので、現在も続けています。この年代の子たちは震災の被害に加え、新型コロナの影響で、修学旅行や体育祭などの行事を味わえず、卒業アルバムに載るはずだった想い出の写真が全然ないんです。それを知ってから、彼らが就職や進学をしていくなかで心の支えになるような“卒業ソング”を作ってあげたいと思って、この作品を作りました。
その年から、福島の中学校や高校にサプライズで行って、卒業式に歌のプレゼントとメッセージを送るようにしています。今年はどうしてもスケジュールが合わなかったのですが……。でもこの先、例えば上京したり、逆に田舎に戻ったり、そういう環境の変化で住む場所も変わっていく時にも当てはまる楽曲なのかなと思っています。だから黒フェスで歌った時も、観客のみなさんがご自身の経験を思い出しながら聴いてくれて、心に刺さったんじゃないかな。
今年はバンドのT.N.Tとして出演しましたが、来年以降もオファーをいただける限り出たいと思っています。松崎しげるさんは、プライベートでもステージ上でも“しげるん”って呼ぶくらいに仲良くさせてもらっていますが、僕にとっては大恩人ですからね!」
『この手とその手』について、こんなにも熱い想いがあるとはと正直驚いたが、だからこそ大会場をひとつにまとめるだけの求心力が手越に備わっていたのだと、改めて納得した。
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