手越祐也の“アーティスト”としての魅力を知ってほしい… 「年齢より才能と結果」持論を語る

  • ブックマーク

 人気バラエティー『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)やクイズ番組『ネプリーグ』(フジテレビ系)、そして7年ぶりとなるドラマ『ぼくたちん家』(日本テレビ系)など、最近になって手越祐也を地上波のあちこちで見かけるようになった。

 彼は2020年にアイドルグループからフリーランスに転身した後も、ソロ・アーティストとしてデビューし楽曲をリリースしつつさまざまなライブイベントに出演。さらに’25年には、ロックバンド『T.N.T』を結成しバンド活動を開始するなど、実は音楽を中心に活動していたのだ。

 だが、バラエティーでの大活躍の陰に隠れ、読者の多くはアーティストとしての魅力を知らないかもしれない。少なくとも、音楽面への世間の評価はまだ不十分だろう。そこで、本人にインタビューを敢行し、音楽にかける想いについて存分に語ってもらった。

LINE MUSICのミュージックビデオTOP20に新旧7曲も

 まず特筆したいのが、手越祐也の最新配信シングル「シルエット」が、若い世代に人気のストリーミングサービスLINE MUSICのミュージックビデオ部門において、10月10日のMVリリース以来、4週連続1位となっていることだ。本作は、バッドエンドの映画に涙した恋人をずっと抱きしめることでハッピーエンドで包み込もうと歌う、手越にふさわしいミディアム調のラブソングだ。作中に彼のファンネーム『HONEYYY』と同じ読み方の「ハニー」が登場するなどの仕掛けもあり、評判が良いのもよくわかる。

 しかし、今回は本作のみならず、BE:FIRSTやHANAといった上位常連グループと並んで、なんと同チャートTOP20内に新旧の楽曲が7作もランクインしているのだ。10月12日から放送が始まった『ぼくたちん家』で、彼の音楽に興味を持った人が増えているとも考えられる。

 手越本人に、これら上位曲の魅力や、彼の音楽ファン層について語ってもらうにあたり、まずは今、どのような音楽を聴いているのか、またどんな音楽で育ってきたのか尋ねてみた。

「最近、1年中ソロとバンドの音楽活動をしているので、いわゆる“流行りの音楽”についてはまったくわからないですね。移動中はゆっくり休みたいので、オーケストラなどのクラシックやゲームミュージックを聴いていることが多いです。

 中高生の頃は、L'Arc~en~CielやX JAPANなど好きなバンドや槇原敬之さん、それとボイストレーニング用に玉置浩二さんの楽曲をたくさん聴いていました。あとは、もともとモーニング娘。のオタクだったので、モー娘。も!

 今は、自分のレコーディングした楽曲をチェックしたり、ライブ前だったらそのセットリストを繰り返しずっと聴いたりしていますね」

 では、ここからは2025年11月第1週のLINE MUSICでのミュージックビデオ再生回数ランキングに沿って尋ねてみよう。

次ページ:新曲「シルエット」はツアーを通して育っていった作品

前へ 1 2 3 次へ

[1/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。